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海洋同盟の勧誘と忠告

目の前に文字が現れ、同時に音声としてさいせいされる。


『やあ、日本国の王様、私は聖トクマニア教国の教皇をしている。早速だが小国同士で協力し、三大強大国に並ぶ発言を得たい。』


最近全然使って無いから、この設定を忘れていた、全ての国家の代表が転生者に置き換えられ、特別な力を与えられる、この機能もその一つ。


「プレイヤーチャット、マイクのボタンを押せば良いのか、これで聞こえているのか?」


目の前に現れた薄い板のタブレットの様なものを操作する。拡張現実や立体映像のようだ。


『おや、プレイヤーチャットは初めて使ったのかね、すごい技術だろう。だが他の人間には見えないから人前で使うのはオススメ出来ないよ、精神科をオススメされてしまうからね。』


此方の言葉はちゃんと伝わったようだ。


「すまない、5分で用事を済ませる。話はその後で良いか?」


『…まぁ良いだろう。ああ、急に国のトップになったんだ、それに日本国は建国したばかり、此方こそ忙しい時期にすまない。』


相手のプレイヤーチャットの通信が切れたことを確認する。


「聖トクマニア教国の情報を出せ。」


モニターの一つ、纏められた資料を覗きこむ、アルニア教という宗教の総本山、ニグル大陸に近くグフス共和国の影響を強く受けている。しかしアルニア教は、大航海時代に世界中に伝わり、この世界で最も多い人数の人間に信仰されている。


「待たせてすまない、余は日本国の天皇である。早速だがそちの計画を知りたい、話してもらえないだろうか?」


『ああ最終的な目標は合衆連邦、帝国、共和国の三大強大国、彼等と対等に渡り合う為に海洋同盟と言う強力体制を築きたい。現在七つの国が同盟設立に動いている。我々は貿易の利益的にも、アルマニカ合衆連邦の属国とまでは言わないが、言いなりの現状の打破にも繋がる。』


海洋同盟の内容は、共通通貨を設け、技術を共有し、加盟国の間の移動時のパスポートチェックなどを簡略化するなどして、輸出入時の制限を取り払い、加盟国同士協力し合って良好な経済関係を築き、強大国と渡り歩く力を得る。


「技術は共有しないが売る。少し高いかもしれないがな、首都のある本島への侵入以外であれば許可しよう、経済基盤は外の二島だし問題はあるまい、アルマニカ合衆連邦へも言い訳がたつ。


『順加盟国と言う形で参加と言うことかな、建国したばかりの貴国は、アルマニカ合衆連邦の後ろ楯を失うわけには行かないだろうしね。』


「ああ、これ以降の正式な話は、電話会談で決めよう。」


『そうだな話の最後に忠告だ、君の同盟国のアルマニカ合衆連邦、あの国とて一枚岩ではない、日本の技術を盗もうとする動きがある。本当の目的は別にあるだろうがな。』


その忠告は、日本国が技術大国と言われるようになったからだろう。


もしかしたらこの動きを察していたのかもしれない。


「もう一度報告してくれ、日本本州に海から特殊部隊が侵入したと聞いたのだが、こちらの現地海軍の哨戒軍艦は?」


「彼等のレーダーでは見付けることは出来ないでしょう。侵入者は兵員郵送原子力潜水艦を使用したようです。」


「フム、原子力潜水艦が相手では仕方ないな。それで、侵入者の目的は?」


「かつて秋田県と呼ばれていた区域の研究所が目的のようです。表向きには情報保管施設となっているので、研究データでも奪いに来たのでしょう。無人機の投入準備はできています。」


「少し相手をしてやるとしよう。」


モニターの向こうに並ぶ無数の無人機、それは戦闘機に近い戦闘ヘリのような機体で、ヘリにあるはずの回転翼が無く、代わりにコックピットの下に円盤がついている。


「電磁飛行無人機、国内のみでしか運用できない兵器でな、信号別電磁力のみで高速で移動し敵を迎撃する。」


通常の飛行速度はマッハ2クラスの戦闘機レベル、動きも上下左右変幻自在無人だからこそできる3次元移動、パフォーマンスも最高の無人機だ。


「本来の用途は、宇宙要塞に随伴する防衛ユニット(200~700メートル)の動力源ですね。本体の宇宙要塞から離れれませんが、その周囲であれば重力エンジンを搭載した同じ大きさの宇宙船よりスピードを出せ、その巨体で小回りも効く。」


技術者の一人が補足する。


「ああ、宇宙で運用していたものだからな、完成までにそれなりの時間がかかった。」

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