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氷室の野望(仮)第弐巻 ~立志編~  作者: 和音


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14/16

14 続きからはじめる(1570年7月24日 織田家)【北近江/若狭の戦い、終結】


『1570年7月24日 織田家――』



信長らは若狭遠征を終えて小谷城広間に居た。



まさに電光石火だった。


7月1日に北近江を出発した織田浅井連合軍は、黒田官兵衛の献策を採用し3隊に分かれた。

明智勢へ備えている徳川勢を除いてもおおよそ40,000の大軍である。

だからこそ出来た作戦でもあった。


守る若狭の朝倉勢はせいぜい6,000ほど。

もちろん、越前の援軍が来るとそう容易くはない。


そこで、織田の第一陣10,000、第二陣8,000、本隊の7,000、浅井の5,000の計30,000で敦賀にある金ケ崎城を力押しで攻めた。

金ケ崎を守る朝倉勢はおおよそ3,000。10倍の兵力差であった。


そして淡海乃海(琵琶湖)沿いに北上した第三陣の信広(誠人)率いる5,000が若狭中央部、後詰だった佐久間信盛率いる3,000が若狭西部へ侵攻した。

要はパラレルに攻めて行ったのである。


最も激戦だったのは想定通り金ケ崎城。

しかし久しぶりの戦いにウズウズしていた柴田勝家を筆頭に、織田軍の勢いは凄まじかった。

城攻めを始めてわずか5日ほどで金ケ崎城を制圧。


制圧すると朝倉勢を警戒しすぐに城を補修、越前へ至る街道にも砦を築いた。

ここには守兵として20,000ほど配置した。

残る10,000で西へ向けて制圧を開始。

また、道中では農民らに対し米と金を配り慰撫にも努めた。


その結果、若狭西部と東部の制圧も問題無く進み、金ケ崎落城からわずか10日ほどで若狭を制した。

制したのちも、金ケ崎の守備は緩められないため、10,000の兵を与え森可成を城代として任じた。


それ以外の将兵は、徳川勢含めてここ小谷城まで引き返していた。



そして小谷城広間に話は戻る。



「皆、ようやってくれた!」

上機嫌でそう言うと

「ははーっ」

と、皆も笑顔で頭を下げる。


「徳川勢もよく守って頂いた。この信長、感謝申し上げる」

「何と恐れ多い……信長様、よくぞ無事にお戻りなされました」

本多忠勝が応える。


「長政、其方にも厚く礼を申す」

「義兄上、とんでもございませぬ」

長政も深く頭を下げる。


この遠征で、浅井長政の事は『長政殿』から『長政』に変わった。

長政自身がそう呼んでほしいと言ったからだ。

こういうのは何気に重要で、織田家と浅井家の関係性を家臣含め周知させる意味もある。

やはり長政は賢い。



「さて、論功行賞だが……」

そう言うと、皆が固唾を飲んで見守る。

「まずは森可隆。其方は金ケ崎城代の可成の下に入れ」

「ははっ!」


「続いて佐久間信盛。其方には小浜城(若狭中央部の城)を任せる」

「ははっ」


「次に池田恒興。佐和山城を任せる」

「はっ!」


「勝家。そなたには美濃大垣城を任せる。前田利家も共に入り勝家を支えよ」

「「ははっ!」」


「最後に秀吉」

「はっ」

「其方には長浜を与える」

「長浜……でございますか?」

「うむ。長浜に城を築け。掛かり(費用)は儂が持つ」

「ははっ!!……しかし、長浜と小谷は目と鼻の先ですがよろしいのですか?」

秀吉が長政をチラ見しながら聞く。

「問題無い。長政とは既に話はついておる」

笑いながら答える。

「但し、縄張りは下の者同士が揉めぬよう長政とよく話し合え。何かあれば儂まで話を上げよ」

「ははーっ!」

「今の小谷の経済圏は侵すな。それよりも長浜に新たに城を築き、城下には鉄炮と硝石を作る町を起こすのだ」

「なるほど……」

「不明な点は物知りな信広にも聞くがよい」

そう言って信広を見ると、信広はうなずいて返す。


「その他の者には褒賞として米と金を与える。今後必ず報いる故、承知いたせ」

「「ははーっ」」


「最後に」

下座に控える浅井家家臣を見て言う。

「当初、若狭は浅井家が治めるつもりであったが、長政より内を固めたいとの意向があり、今回は織田家が治める事とした」

続ける。

「決して、騙しての横取りではない。故に、いずれ浅井家に譲る旨を書に記しておく」

そう言うと、浅井家臣は一様に驚いて此方を見る。

「其方等は長政を支え精進してくれ。必ずやその奉公に報いる時は来る」

「「ははーっ」」

浅井家臣一同、頭を深く下げて応じた。



こうして北近江/若狭の戦いは終わった。


しかし、次の大イベントがすぐそこに迫っていた。




<1570年7月24日時点>

―歴史乖離率:12.5%

―安定化モジュール:出力上昇

―現実世界アンカー不安定率:不明(無効化処理済)

―管理者権限保有者:氷室真紀


<織田家>

織田信長 (36)…統86  武76  知85  政81  魅88 【真紀】

織田信広 (38)…統64  武77  知81  政83  魅84 【誠人】

浅井長政 (25)…統82  武84  知75  政77  魅81

柴田勝家 (44)…統89  武88  知61  政70  魅85

丹羽長秀 (35)…統82  武75  知83  政82  魅79

羽柴秀吉 (33)…統79  武67  知84  政80  魅86

林秀貞  (57)…統53  武44  知72  政76  魅60

前田利家 (31)…統80  武85  知69  政67  魅76

池田恒興 (34)…統72  武73  知72  政74  魅76

村井貞勝 (50)…統41  武33  知75  政90  魅84

羽柴秀長 (30)…統73  武64  知80  政85  魅88

森可成  (47)…統77  武80  知68  政65  魅69

森可隆  (18)…統74  武66  知78  政79  魅73

佐久間信盛(42)…統65  武70  知54  政52  魅48

黒田官兵衛(24)…統80  武63  知95  政82  魅77

藤堂高虎 (14)…統75  武77  知80  政71  魅74

<明智家>

明智光秀 (42)…統86  武80  知94  政78  魅81 【芳香】

細川藤孝 (36)…統76  武63  知88  政84  魅80

<松永家>

松永久秀 (62)…統85  武87  知88  政76  魅66

<徳川家>

本多忠勝 (22)…統73  武86  知59  政49  魅79

榊原康政 (22)…統75  武82  知72  政60  魅74

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