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1分で読める!ラストで全てがひっくり返る予想外な結末短編集  作者: まろんのまかろん


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9/10

9【ゾクッと】絶対に儲かる露店

 隕石によって、滅亡した地球。

 荒廃したその表面で、黒いローブをまとった老婆が居た。

 深々とかぶったフードの奥からは、シワシワの大きな鼻をのぞかせている。


 老婆の反対側。

 そこには『作者』と書かれた紙袋を頭にかぶる、謎の人物。

 2人の間には不穏な空気が漂っている。



「こんだけ地球滅亡させられるとさ、私のお金、なくなっちゃうんだけど」



 紙袋の人物が言う。

 言葉には少しの怒気が混ぜられていた。


 しかし、老婆はケロッと返す。



「ワシャぁなんもしとらん。ただ物を売っているだけだよ。……で、今回も買うんだろう?」



 紙袋の人は不機嫌そうにアイテムを1つ買った。

 そして、すぐさま使う。


 すると、ボロボロだった地球がみるみる元通りに復元されていく。

 2人の立っている場所も、いつの間にかただの路地裏へと戻っていた。



「もう滅亡しないようにしたから!」



 疲労の滲む声でそう吐き捨てると、『作者』は空間の歪みの中に消えた。

 それもそのはず。すでに3回、地球は滅亡しているから。



「なにしてくれるんだい。これじゃぁ、商売にならないよ」



 老婆は『作者』が消えた空間に向かって愚痴をこぼす。


 ——だが、すぐに不敵な笑みを浮かべると、カウンターの上に新しい3つのアイテムを並べ始めた。

 日記帳。目薬。鉛筆。



「禁止にされたら、使えるやつだけ売るだけさ」

 


 これからもずっと、路地裏のマジックアイテム屋さんの噂は絶えない。

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