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1分で読める!ラストで全てがひっくり返る予想外な結末短編集  作者: まろんのまかろん


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6【ゾクッと】幸せになれるボタン

 僕の勤めるブラック会社から5日ぶりに帰れるという日、僕は不思議なおばあちゃんにであった。

 黒いローブに身を包み、大きくてシワシワした鼻が特徴的。

 こんな魔女みたいな人、40年間生きてきた僕ですら出会ったことがない。

 

 

 「お前さん。大学を出てから、幸せと思ったことが無いねぇ」



 出会い頭に僕はそう言われた。

 なんでも、おばあちゃんには人の幸せを見る能力があるらしい。

 


「幸せになりたいかい?」

「は、はい……。なれるなら、そりゃまぁ……」

「じゃあ、このボタンをあげよう。この”幸せになれるボタン”を」



 突然僕はボタンをもらった。幸せになれるボタン。

 僕は、大学を出てからというもの幸せとは無縁の生活だった。

 だからなのだろう。こんなバカ怪しいボタンだったとしても、こんなのに縋ってしまう。



「これを押せば本当に幸せになれるんですね?」

「あぁ、そうだよ」



 僕は思い切ってボタンを押した。

 

 カチリ。

 

 おばあちゃんはニンマリと笑い、僕の目の前に手鏡を突きつけてきた。



「なッ!?なんで!?さっきまで大学に居たはず……。ていうか!なんで僕こんな中年になってるの!?」

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