#2-15.感謝のバトルアックス
2話のエンディングのボツシーンです。
ガウェインの感謝のあと、お礼をしたいというパーシーに繋げる…と感じで考えたのだけど、流れがよくないので断念。
画像はGeminiで。
「ヴィヴィアン! マイ・レディ!」
突然の大音声に、ロッホ・ネス店内にいた者たちは驚き、何事かと声のほうを見た。
「ガウェインのおじさま?」
声の主は消防局長のガウェインだった。
店内にいる者たちがあ然とした視線の中、ガウェインはヴィヴィアンへと歩み寄ると、
「此度の放火魔騒動の件では世話になった。キャメロットの全消防士を代表して礼を言う」
と、貴族の礼をした。
物語に出て来る蛮族の長みたいな巨漢が完璧な礼をするのは違和感があった。ガウェインは由緒ある伯爵なのだから当然なのだが。
「燐消火剤の工場ですか。大したことではありませんわ。それにほとんど使われなかったとか」
ファイアーティストの仕掛けた時限発火装置は、消防と警察の連携で発火したのは一ヶ所だけだった。
「何を言う! ただのひとりも被害者が出なかったのは、あの消火剤があったからだ。何より、備えがあることで我らは臆することなく炎と戦うことができたのだ。それこそが最大の貢献だ」
ガウェインは、いつも彼が使っているバトルアックスのような大斧を差し出した。
「レディ・ヴィヴィアン・ベンウィック。キャメロットの全消防士より、心からの感謝を。その印としてこの斧を受け取ってもらいたい」
「あ、ありがとうございます」
可愛いリボンがかけられた巨大な斧を、ヴィヴィアンは苦労して受け取った。
店内にいた客たちから拍手があがった。それは感動したのか、華奢なレディが細腕で大斧を見事に受け取ったことによるものだったか。
ともあれ明日の新聞にはレディ・ヴィヴィアンの活躍の記事が載ることだろう。
彼女を褒め称える、珍しい記事が。
Geminiは遠慮して(?)小さい斧になっていますが、両手持ちのバトルアックスみたいな斧です。
なおこの大斧はロッホ・ネス店内に飾れています^^




