表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

#4-9.サンドイッチでドキドキ?

蒸気大活劇スチームキャメロット 4話のボツシーンです。

尺が長くなるのとテンポ悪くなるためカットしました。


ジンジャービアとか庶民のサンドイッチの具とかあれこれ調べたんだけどな…


「ハラが減ったな」

「どうぞ」


 づぶやいたガラードの前にモリーがバスケットを開いて見せた。

 中には瓶入りのジンジャービアとサンドイッチが入っていた。


「どうしたのこれ?」

「先ほど事情聴取されたついでに、食べ物を分けていただけないかとお願いしたところ、ランチを分けて頂きました」


 しれっと嘘を言うモリー。


 霊波通信で状況報告したついでに頼んでおいたものである。

 ガラードがサバット使いの殺し屋と戦っている間に、フェイがこっそり蒸気自動車ボクサーの運転席に届けてくれたのだ。


「美人はトクだねぇ。オレなんざ犯人扱いだったのに」


 ボヤいてジンジャービアを飲むガラード。


 ジンジャービアとは、18世紀半ば頃からキャメロットで作られているノンアルコール飲料だ。

 その名の通り、生姜、スパイス、酵母、砂糖を自然発酵させて醸造されたビールの一種である。

 新大陸ではこれにヒントを得たジンジャーエールなるものが売られているという。


「このサンドイッチ。キュウリが入ってるぜ!」


 続いてサンドイッチをパクついたガラードが驚きの声を上げた。


 しまった、とモリーは思ったが顔には出さなかった。


挿絵(By みてみん)


 このキャメロットでキュウリは温室でなければ栽培できない。それをサンドイッチの具にするのは貴族かよほどの金持ちだけだ。


 ガラードに怪しまれないよう「警官からもらった」という嘘が仇になるとは。こうならないため、具はすりおろしたチーズかゆで玉子にするよう頼むべきだった。


「パーシーのヤツ、警官は安月給だなんて言っていたが高給取りじゃねぇか」

「私は警察官の階級はよく分からないのですが、きっと偉い方だったのでしょう」


 苦しい言い訳をするモリー。


「警部とかかな? デカい事件らしいからな。へへっ、トクしたぜ」


 しかしガラードは納得してサンドイッチをパクついている。


 無表情も時には役に立つわね。ガラードさんが単純というのもあるでしょうけど。


 安心してモリーもサンドイッチに口をつけた。



ちなみにジンジャービアは実在します。日本の梅酒みたいにかつては自宅で作っていたとか。

カナダドライのジンジャーエールは、このジンジャービアが元になっているという説もあったり。

この作品では旧大陸ではジンジャービアが大量生産され、新大陸ではジンジャーエールが広まっているという歴史になっております。

これぞスチームパンク。

あり得たかもしれない歴史です(^^ )


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ