表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方月陽向  作者: 趙餡
147/183

お燐&お空ルート5

陽「くそ…………!!」


あれから数分、ずっと俺達は戦っていたが流石に自分自身との対決、効き目が薄い攻撃…………その他諸々が合わさって皆疲労困憊である


月魅「くっ………お燐達は大丈夫でしょうか…………」


確かにお燐達も気になるが……………今やることは影みたいな俺との対決

月魅を入れても三対二だ、抜け出すのは難しいだろう


陽鬼「よーいっしょっと!!」


上から聴こえてくる大声、途端に聞こえる轟音

上から陽鬼が降ってきて地面を叩き割った音なのだがいやはやあまりにも大きすぎてつい驚いちまったよ


陽「陽鬼………何も地面叩き割る必要は無いだろ」


陽鬼「いやー、陽達をようやく見つけたからね

出会い頭に叩き込もうと思ってたんだけど…………通り抜けちゃったよ」


叩き割ってすぐさま俺のところにバックジャンプで戻ってくるがやはりと言うかなんというか…………霊力をまとった攻撃でないと通じないようだな


陽鬼「まぁでも足止めくらいなら出来そうだし、黒音もここに来て向こうで撃ち合ってるから陽はお燐達のところに行ってきなよ」


陽「いいのか?」


陽鬼「いいっていいって、私達は陽が頑張るために動いてるから」


…………あぁ、ホントにいい子だ

後で月魅と一緒に撫でてやろう、俺はそう決意してその場を後にする

幸いお燐達がどっちの方向に向かったのかは理解しているので問題ない


陽「お燐!お空!どこだ!!」


だが方向は分かっても場所がわからないということに気づくべきだった

辺りを見回すが特に目に付くようなものはなく、音を探ろうにも月魅達以外にも戦っている奴らがいるのかそこらかしらから音が聞こえてくる


陽「後ろから聞こえてくるのは月魅達だろうけど………他の音がわからないな」


一つだけならともかくあっちらこっちらから聞こえてきてるから少なくとも二つ以上、そういや陽鬼達は足止めされてたのに来れたんだな…………

ええい、とりあえずそれらしいところに行ってみるか

屋根伝いに走っていけば何とかなるだろ


陽「とは言ったものの…………地底の建物って屋根まで登るのがしんどいな…………っと」


登ってみて見渡してみたがどうやら2箇所で戦いが起こっているらしい

空中で弾幕が見える

多分遠い方がお燐達の方だ


陽「…………よし、行ってみるか」


言って見ればわかることだ、もし違うかったら悪いがそのまま走り抜けていくしかない


とりあえず遠い方に向かって走っていく……………にしても、外より若干暗めだから遠くでも光があると見えやすいから助かったな

これが外だったらまず見つからなかっただろう






お燐「くそっ…………!なんでこんなに強いのさ!」


ライガ「ごっこの方ならともかく…………ガチの殺し合いに近けりゃ近いほど俺に勝てる確率は低くなってくるぜ?なんせ悪神に勝てるなんてほぼ有り得ないからな」


陽「お前俺に負けてんじゃねーかっ!!」


とりあえず叫びながらナイフを投げる、だが察知していたのか簡単によけられてしまう

……………まぁ当たったら良かった程度だから問題ない


ライガ「まぁ確かにお前には何回も負けてるけどよ、お前ひとりの実力でもねぇくせに何言ってんだ?」


陽「…………知るか、勝ちは勝ちだ」


正直に言うと今の一言は俺も気にしていることだ

だからと言ってこいつにそんな弱音吐きたくないし聞かせたくない、絶対にこいつ笑うから


ライガ「まぁいい、本命が来てくれたんなら問題ないわけだしな」


陽「大丈夫か?お燐、お空」


お燐「あ、あぁ…………1回勇義姐さんが助けに来てくれたけどその後すぐに陽鬼達のところに助けに行ったんだ…………とりあえず二人共怪我はないよ」


なるほど、あの二人がこれたのは姐さんが来てくれたからなのか、納得した

ということはもう一つの戦ってる場所は姐さんか


陽「なら良かった…………さて、今日も追い返してやるよ」


ライガ「まぁ………流石に負け続きって言うのは辛いもんだしな

が、負けても勝ってるんだから問題は無い

あぁやって尖兵を作れるんだしな」


あの影たちのことか…………正直、何でも殺す能力のくせに生殺しの兵を作れるなんておかしな話だな

が、それに俺を利用されてるのは普通に腹が立つので今日こそ倒してやる

いつも逃げられてるしな


ライガ「おいおい、別段あの尖兵達が限界ってわけじゃねぇぞ?それにありゃ複製品みてぇなもんだから怨霊とかいる限り無限に作れるんだよ」


陽「ちっ…………それを聞かされてますます腹が立つ」


俺の敵が俺を複製するなんて何か俺があいつに従ってるみたいでかなり腹が立つ


ライガ「へっ、そんな簡単なことで切れるんだったら本当にお前を簡単に従えられそうだな、絶対やらねぇけど」


陽「そんなら俺の影を複製しなけりゃいいだけの話だろうが、馬鹿か?」


段々子供みたいな挑発の仕方になってきているがやめるつもりは無い


ライガ「へっ……………止めとけよ、どうせ今日は俺がお前を殺そうとしているわけじゃねぇんだからな」


陽「…………なんだと?」


俺を殺す気がない…………って訳じゃないよな

…………あぁ、つまりあの影を使って俺を殺そうとしているってことか?どんな正体かもわかってないなら話は別だが今は別だ


ライガ「…………何か勘違いしてそうだから言っとくけどよ、こいつらと戦ってる合間にもせっせと仕事熱心の職人らしい熱意を殺意に変えて怨霊に込めては作りを繰り返してたんだぜ?」


陽「…………つまり、数で押し切ろうって作戦なわけだ

確実なんだろうけど子供でも考えつきそうな作戦だな」


ライガ「黙ってろよ、そもそもこの能力を使うこと自体があまりしたくない行為なんでな

それを使うって時は大抵のやつが犠牲になってるんだぜ?まぁ今回は幾らでも替えがきく怨霊だけどよ!」


………そう言って高笑いし出す、それとは逆にお燐が歯を食いしばって拳を握りしめているのがよくわかる

怒っているのだ、怨霊をこうやって消耗品のように使われていることに


お空「お燐……………」


お燐「あんた……………絶対に許さない」


完全にブチ切れているだろう、いつも一緒にいるようなものなのだからこうやって消耗品のように扱われるのは腹が立つに違いない


ライガ「許さない?そう言われてもな

ま、俺様は帰るんで…………そいつらの相手を楽しんどきな」


そう言って指を鳴らすと辺り一面から影の俺が湧き水のように現れる

10…………20……………数えるのが面倒だがとりあえずかなりの数いるってことだけはよくわかった


陽「…………チッ、いつの間にかいなくなってやがる」


どうやらライガは影の出てきた瞬間を狙って帰ったようだ

お燐の悔しそうな顔が目に入る、やはり相当切れているようだが…………落ち着いて対処させないと不味いだろうな


陽「おいお燐………ちょっと落ち着け

気持ちは分かるが怨霊………ってかあの影共をなんとかしないとどっちにしろここは抜けられないぞ」


お燐「そんなことは分かってるよ!!さっさとこの子達をどかせればいいんでしょ!?」


………駄目だ、まともに聞いてないなこれは

仕方ない、お燐のフォローに回る形で………


お空「えい」


お燐「はぎゅ!?」


…………制御棒でお燐の顔面殴りやがった…………いやまぁこれで落ち着くんだろうけどいくら何でもやりすぎだろ


お空「落ち着いてよ

今守らなきゃいけないのは何?お燐が大切にしてた怨霊なの?違うでしょ?」


お燐「そ、それは…………」


お空「私たちが守らないといけないのは地底、地霊殿が私たちの帰るところでしょ?違うの?」


お燐「………違わない、私たちが守らなきゃいけないのはさとり様がいるこの地底なんだ

だから怨霊達には悪いけど………………戦うしかない」


まだ表情が硬いが一応冷静にはなれたようだ

……………と言っても本気でいかないと気を抜いた瞬間に死にそうで怖いな

それにこれで全員ってわけでもなさそうだ、ただ一つ安心できるのはここが地底で人間がいないということだけが安心できるんだけどな…………大体のヤツら戦えるし


陽「……………よし、ナイフには霊力が入るな」


これでなんとかいけそうだが………………限界を無くしても霊力が尽きない訳じゃない

つまり霊力が切れるまでにこいつらを全滅させないといけないわけだ…………


お燐「それで?こいつら全部倒す気?私たちの攻撃通じづらいからすごく骨が折れそうなんだけど…………」


陽「…………けど、やるしかないわけだ

こいつらだって無限じゃないはずなんだ、頑張ればなんとかなるだろう」


と言っても1体いつまで戦えばいいのかはまるっきり分からないのが恐ろしいのだけれども


勇義「どっせぇぇぇぇええええええい!!」


突然響く轟音、割れる地面、砕ける木材で出来た建築物、勢いで吹っ飛ぶ俺

最後のはお燐がキャッチしてくれて助かったがこれはいくら何でもやりすぎではなかろうか


勇義「こいつらは別に特別な力なんて使わなくてもこうしちまえば一緒だよ!!」


影とはいえ俺が吹っ飛んで地面に叩きつけられてシミのようになっていくのを見るのはなかなかに辛いものがある


陽「一切遠慮なくこういう光景見せられると…………」


勇義「お前の姿をしているだけでお前じゃないのならやらないわけないだろ?寧ろ偽物だからこそ殴り飛ばしたくなってくる」


これは優しさと受け取った方が良いのだろうか

何故かこれを優しさと認めてはいけないような気がする

すごく嬉しいのに悲しい複雑さがある


勇義「にしても本当に多いねぇ…………もう100近く殴り飛ばしたはずだよ?」


どんだけ殴ってんだこの人


陽「それで…………どうしたらこいつら減ると思う?」


勇義「殴っても手応えはあれとまるでダメージがないような動きをするからやりづらいね………あんたんとこのチビとあんたの霊力で何とかなるとは聞いたけどそれだけじゃ手数が足りないのもあるし………」


一番手っ取り早いのはここら一帯を吹き飛ばすような攻撃をすることだけれど…………んなことをすれば地底が無茶苦茶になってしまう

せめて暴れ回れる場所でもあれば話は別なんだけどな…………


お燐「…………一応、この地底にも何も無い場所はあるよ

そこに集められれば一網打尽にすることもかなり簡単になると思う

お空が暴れられないのはここの被害を考えないといけないからね」


どうやら広い場所があるようだ

なんとかそこまで行ければいいがお燐が示した場所はここから少し距離のある場所だった

走ればなんとかなるかもしれないが妨害がなければの話でもある


陽「んじゃあ……………どうしようかな」


俺と月魅が主力と言うのはよくわかっている………が、俺達2人では対抗策になるが決定的に終わらせられる火力が無いのだ

だから火力のあるお空と制御役でお燐にも来て欲しいのだが…………

2人には影達を誘導して欲しいという考えもある、さてどうしたものか…………


お燐とお空と一緒に行く

→HAPPYEND


お燐とお空は影達の誘導をさせる

→BADEND

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ