君に深紅の花束を

　騎士と聖女。
　過去と現在。

　『魔力』――それは、６００年前に世界を滅ぼそうとした、神の力。
　かつて英雄の手により封じられた魔力が、再び世界を混乱に陥れようとしていた。

　魔力を欲する帝国を止めるため、昼日国の騎士アレクは英雄の魂を継ぐ者として立ち上がる。
　アレクを慕う騎士クレイグ、無二の絆で結ばれた狩人ロディ……そして、夜月国より派遣された聖女ニーナとともに。

　旅を続けるアレクたちを阻むのは、凶暴さを増す不死の獣、欲に呑まれ変貌していく人――。
　歪んでいく平穏を目の当たりにしながら、旅の果てに辿り着いたのは――抗えない『真実』だった。


　６００年の時を経て、運命は動き出す。




※以前、連載していた小説の【改稿版】になります。中身はそれなりに変わっていますが、大まかな流れは同じです。添削にAIを利用しています。抵抗のある方は回避ください。