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精霊製作  作者: emi
精霊との出会い
5/7

はじめての友だち

昨日の夜、けっきょく考えすぎて、よく眠れなかった。


ミオ「キラ、今日は なんだか、そわそわして、どうしたの?」


キラ「ねぇミオ。きのう、恋ごっこが どうとか言ってたけど、やっぱりやめない?恥ずかしいし…なんだか気になるから」


ミオ「昨日の夜、言ったこと、まだ覚えてたの?あれはキラがラブソング聞いてて、恋愛のドラマを見てたからマネをしただけ。キラが恥ずかしがることなんてないし、イヤなら もう、あんなことは絶対にしようとしないよ」


キラ「それは、分かってるけど…」


ミオ「それに昨日のだって ただの、ごっこだよ。ボクは人間の世界のことは、よく分からないって言ったでしょ」


ミオは、人工精霊。この人間の世界のことなんて、よく分かってないんだ。


恋ごっこだって、たまたま ついてたTVの恋愛ドラマのマネをしただけ。子供のする、おままごとみたいなものだ。


男の子の姿だからって少し、いろいろ考えすぎたかな…


キラ「ごめんね。ミオが男の子の姿だからって意識しすぎたみたい…」


ミオ「気にしなくていいよ。ボクとキラは家族。キラが最初、そういってくれたじゃない」


キラ「そうね。ミオは大切な私の家族」


ミオ「ありがとう」


キラ「そして、はじめての男の子の友だちだよ」


ミオ「うん、ボクもキラが はじめての友だちだよ」


キラ「これからも家族として、友だちとして、よろしく」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


キラは、昨日のラブソングとは別の、流行の音楽をかけることにした。


ミオ「お、こういう音楽も好きなんだ」


キラ「うん。いま人間の世界で流行ってるの」


ミオ「なかなか、いいね。よ~し、一緒に踊ってみよう」


そういいながら、小さな体でピカピカ光りながら、周りを飛びはじめた。


キラ「踊るっていってもどうやって?」


ミオ「ほら、こうやるんだよ」


キラは、ミオのマネをして その場でピョンピョンとジャンプしてみた。


ミオ「上手、上手。あとは、こんな風にクルッと…」


回転しようとしたけど勢いあまって、タンスにぶつかりそうになったミオを見て、


つい笑ってしまい、今までのモヤモヤが飛んでいくようだった。


キラ「ふふふ。まったく下手ね。周る時はこうやるのよ。スキップは、こう」


ミオ「お、上手だね~」


キラ「負けないようにしてね♪」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


やっぱりミオとは、こうしてるのが 1ばん楽しい。


変に恋ごっことか、するよりも…


家族として友だちとして、仲良くしていきたかった。


友だちの中では、はじめての男の子の友だち。


ミオにとってもキラが、はじめて接する人間の友だちだった。


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