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精霊製作  作者: emi
精霊との出会い
3/7

初めての外出

次の日。キラはミオを思い出して、朝から話しかけた。


キラ「ミオ、おはよう」


ミオ「キラ、おはよう~♪」


キラ「今日は、お母さんと 知り合いの人に、とある広場に遊びに連れてってもらう日なの」


キラは朝ごはんを食べながら、ミオと会話した。


ミオ「そうなんだ。ボクも行ってもいい?」


キラ「もちろんいいよ、一緒に行こう」


ミオ「初めての、一緒のお出かけだね。楽しみだなぁ。外の世界って、どんな感じなんだろう」


お母さん「キラ、もうすぐ行くよ。早く用意しなさいよね」


キラ「はーい。ちょっと待っててね」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


キラと お母さんは、玄関で待っててくれた、知り合いの女性に挨拶をして、一緒に車にのった。


キラ「失礼しま~す、よいしょっと」


お母さん「キラ、ちゃんとシートベルト閉めて」


車が動きだした。


ミオ「これ、なんていうヤツ?」


キラ「ん?」


ミオ「ボクたち座ってるのに、すごいスピードで動いてる。変なの」


キラ「あぁ、いま私たちが乗ってる、この乗り物のこと?車っていうんだよ。私も運転したことないけど。歩いていくより早く目的地につくの」


ミオ「そうなんだ…人間の世界には、フシギなものがあるんだね。便利だね」


キラ「うん…まぁね」


キラは、ミオは本当に何も知らないんだな、と思った。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


お母さんと知り合いの女性は、会うのは久しぶりね、とか いろいろ喋っていた。


ミオ「ボクの姿がみえるのは、キラだけだからね」


キラ「そうねぇ。ミオの姿をみれるのは、私だけみたいね」


ミオ「いまも、ボクの姿がみえてるのは、キラだけだよ」


キラ「ふふふ。あ、見てミオ。あの木、すごくキレイ」


キラとミオは、お母さんたちにばれないように、小さな声で会話をした。


ミオ「ほんとだ。とてもキレイ。人間の世界って、こんな風になってるのかぁ。今日は、じかに人間世界をみれて、本当によかったよ。あっちの緑の大きな木も、すごくキレイだね」


キラ「あれは、たぶん桜の木だよ。春になったらピンクの花が咲くの」


ミオ「桜の花って、どんなの…?」


キラ「ミオ、お花も知らないんだ。これから行くとこにもあるよ」


ミオ「ボク、キラと あの桜の花をみてみたい」


キラ「桜の花が咲くのは、来年の春だよ。来年、一緒にみにいこうね」


ミオ「わ~い、楽しみだなぁ」


車が止まり、キラたちの目的地についた。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


知り合いの女性の名前は、ベルさん。お母さんの昔からの知り合いで、たまに家に遊びに来る人だった。


お母さん「キラ、今日は 本当にいい天気になってよかったね。ベルさん、車の運転を任せて、ごめんなさい」


ベル「いえいえ。キラちゃん、久しぶりね。前より大きくなって」


キラ「ありがとうございます」


お母さん「今日は、サンドイッチも作ってきたから、みんなで食べましょう」


そう言いながら 3人は、広場の お花のあるスペースの方へ歩いていった。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


ミオは、初めてみる花にキョウミシンシンだった。


キラ「ミオ、お花に触ったこともなかったんだね」


ミオ「そりゃ、ボクは人工精霊だからね。キラに作られるまでは、この世界には居なかったし、人間の世界は初めてだから」


キラ「私、本当にミオを作ってよかった。大切にするね」


ミオ「こちらこそ、作ってくれて ありがとう」


ミオは小さな体で、キラに お花をつんで渡した。


キラ「わぁ、本当に嬉しい。ありがとうね」


みんなでサンドイッチも食べ終わって、お母さんは、知り合いの女性と、2人で話しながら


キラとは間隔をあけて歩きはじめた。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


ミオ「ねぇキラ。こっそり、あっちの緑のとこへ行ってみない?」


キラ「危ないからダメ。お母さんにも怒られちゃう」


ミオ「今お母さんは、あの知り合いの人と話してるから大丈夫だよ」


キラ「まったく仕方ないな。少しだけだよ」


ミオは、芝生のほうへ、少し強引にキラの手を 引っぱるようにして飛んだ。


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