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精霊製作  作者: emi
精霊との出会い
2/7

精霊 ミオ

さっそく絵の中から、精霊が飛びだしてきた。


「うーん…初めまして」


キラは、驚きとキンチョウで、びっくりしつつ返事を返した。


キラ「どうも、初めまして」


「ここはどこ?人間界…?君が、ボクを作ろうとしてくれたの?」


キラ「そうだよ。私が、あなたを作ろうとしたの」


「作ってくれて、ありがとう。ここ、なかなか良いところ(家)だね。少し散らかってるけど」


キラ「ごめんね。最近、疲れてて 掃除してなかったから…」


「ボクここが気に入ったよ。ずっと、ここに居てもいいの…?」


キラ「もちろんいいよ!あっちは私の部屋なの。ここはリビング。私の部屋へきて、たまに布団でゴロゴロしたりしててもいいよ」


その精霊は、20cmくらいの大きさで、


ふいふい飛びながらキラの部屋を見学しにいった。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


キラは落ちつくために、リビングで深呼吸しながら、音楽を流していた。


まさか、本当に作れるなんて…


どんな会話をしたらいいんだろう?


人工精霊さん と呼ぶのも、なんか そっけない気がするし。


名前は『デオ』にしようかな…それとも『ミオ』?


『ミオ』のほうが呼びやすくていいかな…


精霊が飛びながら戻ってきて、音楽をきいてるキラの肩の上にのった。


キラ「あなたのこと、ミオって呼んでもいい?それともデオの方がいいかな」


「どちらでもいい。キラが決めてくれた名前なら、何でもいいよ」


キラ「ありがとう。それじゃミオって呼ぶね。これから、よろしくね」


ミオ「いえいえ、どういたしまして」


こうやって、本当に人工精霊のミオと、話しができるのが嬉しかった。


まだ、信じられない気分もあるし


ミオの存在が やけにリアルで、少しキンチョウするけど。


キラは、お昼ごはんに パンを食べようかと思いついた。


キラ「おなかすいてきたし、お昼ごはんでも食べようかな」


ミオ「いいね、一緒に食べるよ。ボクは人工精霊だから、物理的に ものを食べることはできないけれど」


そういいながらミオは、キラの持ってるパンのはしを かじるマネをした。


キラ「そっか。ミオは、物理的には 何も食べれないんだね」


ミオ「うん、でも別に お腹もすかないし、大丈夫だよ」


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


キラ「そろそろ、お母さんが帰ってくるなぁ」


ミオ「お母さんってなに…?」


キラ「ミオ、お母さん、知らないの?家族のことだよ」


ミオ「うん、知らない。初めてきいた。家族ってなに…」


キラ「ミオは、何も知らないのね。お母さんていうのは、私を産んでくれた人のことなの。私がミオを作ったみたいにね。お父さんもいるんだけど、自分を産んで育ててくれた人のことを、家族っていうんだよ」


ミオ「それじゃ、キラとボクも家族?」


キラ「私がミオを作ったから、そうかもね」


ミオ「ボク、キラと家族になりたい。そして、ずっと ここに一緒にいたい」


キラ「うん、ここで ずっと一緒にいよう。今日からミオは家族だよ。これから仲良くしてね」


ミオ「うん」


玄関のほうから、ガチャガチャと鍵を開ける音がした。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


キラ「あ、お母さんが帰ってきた」


ミオ「それじゃ、ボクは絵の中に戻って、ゆっくりしとくね。お母さんが帰ってきても、キラと両親の会話を 邪魔したりしないから。お母さんって、どんな人だろう?楽しみだなぁ」


そう言いながらミオは、すぅっと絵の中に入って動かなくなった。


どうやら絵の中に戻ると、動かなくなるらしい。


フシギなペンダントが、絵の前で まだ光っていた。


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