精霊さんの作り方
人工精霊。
人は誰でも、自分好みの精霊を 作り出すことができる。
少女キラは、そんなフシギな話を、とある本で読んだ。
こういう手のフシギな話は、キラは どちらかというと信じるほうで
森や海には、きっと妖精や精霊がいるかもしれないと、いつも信じていた。
そんなフシギな存在を
しかも自分好みの精霊を、自分で作り出すことができるなんて。
キラは、さっそく試してみたくなった。
「本当か どうか分からないけど、別にウソならウソでもいいや。おもしろそうだし、最近すこし話し相手もいなくて退屈だったし。さて、人工精霊を作るには 何をしたらいいんだっけ?」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
本のページをめくりながら、キラは うなずく。
精霊を作るには、まず、本についてあったフシギなペンダントと、自分でかいた精霊の絵が必要らしい。
なんと、精霊の容姿や性格まで、自分好みの精霊が作れるという。
キラは、どんな精霊を作るか 考えた。
男の子の友だちもいないし、最近ちょっと恋とかそういうのにキョウミも
あったところなので、男の子の精霊を作ってみようかということにした。
その精霊と、恋気分になれるかは分からないけど…
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
キラが描いたのは、耳のとがった妖精の姿をした、13才くらいの精霊だった。
背中に羽がはえていて、男の子だけど かなり中性的。
ウェーブかかった髪で、腰には白い布がまかれてあった。
キラが、
絵の前に フシギなペンダントをおいて
本にかかれてある呪文を唱えると、さっそく 絵の中の精霊が実体化しはじめた。
こんな簡単に作れるものなの…?と思ったけど、
どうやらペンダントと、呪文の魔力はすごかったみたい。
すぐに その精霊とキラは、会話をすることが可能になった。




