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月へと続く道……その始まりは俺たちがいた場所じゃなかった。下から最初に転送された場所。そこからはその道が続いてたわけじゃない。だから多分、俺たちが今、目指してる場所がそこになるんだと思う。そして確信がある。
そこがこの戦いの最終地点何だろうって。なにせ月側からしたら、そこを手にされたら、地上から月へと侵攻しやすくなってしまう。
でも月はあんまりそこを使ってはない。それはきっと月……とこのLROが舞台になってる星の位置関係があるだろう。なにせ月が上にある。それにすでに月側には月の遺跡……というのがある。それによって月人を送り込めるし、なんならもっと雑に送りこめるのかもしれない。
それこそ世界中に月の石……石ともいえない残骸がある。それをもしも起点にできるのなら? いや、それらが月から投げられた月人の一部とかさ……それならわざわざ月側がここを使う理由ってない。
なにせ向こうはいくらでもこっちに侵攻できるのだから。それならこの道……を使う必要なんてない。
でもこっちは空を超えないといけない。それは簡単なことじゃない。そもそもが単体での飛行する手段だって今はない。飛空艇とかはあるが、さすがに宇宙船はないし……そうなると地上から月へと侵攻するのはとても大変だ。だからこそ、少数精鋭……必然的にそうなる。
でもこの道が……もしも本当に月へと続いてて、それを使えるようになるのなら……状況は変えることができる。
「状況クリア!」
「よし全員一気に葉に乗れ!」
月人を一掃して、何度目かの葉っぱの反動によって上に行く。さすがに反動でも何メートルも……いや何十メートルも飛ぶのはおかしいだろう。そういう風にシステムでなってる感じだ。それに自然と慣性に反して次の場所に体が飛ぶ。
不思議な感覚だった。でもこれで数度目だ。慣れた。でも……今回は違った。
「おい、まずいぞ!」
真っ先に鬼の仮面をつけた仲間がそんな風にいった。まずいと言いつつ、俺たちは一回戻る……なんてことはできない。なにせこの葉っぱの移動手段はその移動中はオートだからだ。
着地点……そこは世界樹の枝や葉っぱのなかでひときわ開けた場所だった。それはきっと世界樹のとてつもなく大きな幹の天辺だと思われる。そこに俺たちは向かってる。普通は幹の天辺が開いてる? なんてない。
枝は伸びて葉っぱは無数にあるだろう。でも実際、開いてる……ように見える。でもそれはきっと開いてるように見えるだけだろう。つまりは天辺の部分は半透明になってる? 実際はちゃんとその先にも枝や葉は続いてるんだ。それはまさにおあつらえ向きの舞台。
中央に光り輝く何かがある。そしてその周囲に、展開してるのは月人達。これまでの雑魚だけじゃない。形が違うのもいくつも見えて、そしてこっちに銃口のような腕を向けてる遠距離型の月人も多数。その銃口が――光る。




