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「行こう! この先にあるんだろ? それをどうにかすることで、世界樹を月から奪うことができる。そうだろ?」
なんかいう事があいまいだが、それは俺たちがそこまで知らされてないからだ。だってそれをするのはモブリのお偉いさんである。つまりは次の巫女がこいつになるってことになる。
巫女なのに? と思うんだけど、別に巫女が女性じゃないといけない……なんて縛りはないらしい。だから問題なくこのお偉いさんでも巫女にはなれる……らしい。
いや俺たちはそうだと信じてこの人を連れてきたんだから、そうでないと困るんだけどな。会長たちだってきっとそういう風に聞いてるだろう。なにせ世界樹を一番しってるのはモブリの奴らのはずだ。なにせずっとモブリが世界樹を管理してきたんだから。そして巫女はモブリからしか選ばれない。
きっと巫女の家系とかあるんだと思う。でもそれはきっとリア・レーゼの方に沢山集まってるものじゃないだろうか? だって世界樹はリア・レーゼにあって、そこの最高トップが世界樹の巫女だったし? きっとそっちの方に沢山の巫女の家系はいたはずだ。
でもこのモブリのお偉いさんはサン・ジェルクの方の人みたいなことをいってた。まあきっと保険……とかなんだろう。同じ場所に全部の血筋を集めておくと、なにかあったときに一気に滅んでしまうかもしれない。だからこそ、もう一つの首都であるサン・ジェルクの方にも世界樹に選ばれる家計を逃がしてた。
それがきっと彼なんだろう。本来ならきっと巫女になる責任なんてなかった。きっといろいろな思惑がモブリの国では錯綜してるんだろう。なにせサン・ジェルとリア・レーゼってそこまで仲良くないってきいたことあるし?
技術とか魔法とかを研究して先端を行くサン・ジェルク。それに対してリア・レーゼは伝統と信仰を重んじてるから。それらが反発するのは必然だろう。こいつの態度的にもそこまで巫女になりそうでもない。でも巫女になることにはきっと多大なメリットがある。
そこら辺の打算? が見える。
俺たちは道を枝を走ってる。時々、デカい葉っぱをトランポリンのように使って別の枝に飛んだりして前に進む。どういう風なルートを行けばいいのか……それはある意味で敵が教えてくれてる。
だって俺たちに立ちはだかるように月人はいるからだ。もう逃げることはしない。振り払う事も……だから正面から撃破して進むしかない。だから迷わず突っ込む!




