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「来るぞ! 四足歩行の奴らだ。油断するな!!」
行動を開始してからすぐにこちらと同じで行動を開始した奴らがいる。それはいつもは視界に入らないようにしてる四足歩行の月人たちだ。奴らは普段はそんなことはない。寧ろその体を……姿を見せつけるようにドスドスとしながら、奇声を発しながら向かってくるのがデフォルトだ。でもここでの月人達は違う。
姿形はどこにでもいる通常の月人に間違い無い。でもここにいる奴らはその背をできるだけ低くして自由に使えるはずの手も地面に……というかここでは世界樹の枝についてせっかくの手も一つの機動力としてる。実際二足歩行の動物が四足で走るのと二足で走るの……どっちが早いんだろうか? いや、月人はなかなかの早さを出してる。それは俺自身実感してる。でもこいつは身体能力は素で高かったし、今は世界樹の加護も受け取ってるはずだ。
それに俺達人間だって似たことはやろうとおもえば出来るけど、速さを求めて四足歩行をする事ってない。それで早くなるのなら、陸上競技とが四足競争とかあってもおかしくないじゃん。でもない。
つまりは別に四足歩行をしたとしても、速く動ける……なんてことないんじゃないだろうか? ならば奴らは何のためにここではいつもと違うようにな動きをしてるのか?
「なるべく構うな! 前に、遠距離型の射線を切れるところまで走れ!!」
向こうがヒットアンドアウェイをするのなら、こっちはとにかくやり過ごす! その精神である。体当たりしたり、その頭のでかい口を開いて、自分たちもろともこの枝から飛び立とうとする月人。さらには上からの砲撃……でも俺達はもう上からの遠距離攻撃には構ってない。なにせ遠距離攻撃はダメージを出すことを重視してるのか、かなり鋭い。速くて鋭くて、実際かなり厄介だ。
それは間違い無い。でも、いいんだ。俺達が今意識しないと行けないのは落ちないこと……そしてこれ以上減らないことだ。俺達は今の人数で先に行く。それが大前提。これ以上の減少は許容できない。
だから鋭いだけの攻撃なんて無視だ。当然あたってるが、その攻撃で俺達のHPが減ることはないんだから無視していい。これが着弾点で爆発する系の攻撃なら厄介だっただろう。だって爆発するということは爆風が起きる。それによって体が吹き飛んだりする方が今は嫌だ。でもそれはない。速く鋭い攻撃は俺達の体とかを貫通とかするが爆発はしない。
だから無視する。流石に頭にあたったらまずいからそれは避けるけど、おれたちば遠距離攻撃を無視して、下から迫ってくる月人だけに対処することが出来る。それによって俺達は一気に射線を切れる位置にまで来ることが出来た。
それもこれも一番厄介なデカく凶悪な武器を両腕にある月人をイケメンタンクの彼が引き受けてくれてるおかげだ。




