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命改変プログラム  作者: 上松
前に進む為のyの解編
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「一度下がるか……でもそんな時間は!」

「でもこのまま先にいって大丈夫なのか? これ以上減らないとも限らないぞ!?」

「態勢を立て直して進む方が結果的には早く進めるかもしれないな」


 俺の言葉を受けて、そんな風な反応が返ってくる。印象的には半々って感じだな。戻ってみてもいいっていう反応と、やっぱり前に進んだ方がいいっていう反応。

 けどこれは予想通りではある。なにせ俺だってどっちがいいのかはわかってない。確かに戻ってみることを提案してみたが、それが結果的によくなるのか? はわからない。賭けだ。

 そしてみんな「どうするんだ?」という空気。意見が半々にわかれてるから、動くことができない。だって誰も強引に「やるぞ!」とかいって強引に指針に決めるような奴がいないからだ。

 明確なリーダーそれがいないのがな。いや一番経験豊富そうなプレイヤーの人が俺たちをまとめてくれてた。うまくNPCとも交流してくれて、なかなかに頼りになる人だった。いつも指示を出すような人ではなく、必要な時に声を出すって人で、縁の下の力持ち的な? そんな人だった。

 みんなその人の事をちゃんとたよにりしてただろう。でも今はその人はいない。なぜなら、ここに来た時の混乱で下に落とされた中にその人もいたからだ。


 そうなるとこの場で俺たちの指針を決められる人が……時点ではイケメンタンクの人だろうか? あの人は強引にでも俺たちを引っ張れる力はある。なにせみんなのダメージを肩代わりしてくれてるのだ。

 今でも投げ落とされる以外に犠牲者が出てないのは一重に彼のスキルのおかげといえる。そんな彼がいうのなら……となる。

 それかほかには……アイ? いや、アイはこの中では別にリーダーシップを発揮したことなんてない。でも……ここぞというときに引っ張れるだけの実力というか? 人を動かせる力があるとは思ってる。だからアイならうまく方針を決めてくれそうだ。

 それか後は……あのお偉いモブリか? 何言ってるんだ? と思うだろうが、あいつが偉いのは間違いないのだ。それにあいつは強引でもある。あいつが「さっさと進め! 薄ノロども!!」――とか言えば、火がつくかもしれない。

 それかみんな反発していったん戻る方向に一気に傾くかもしれない。どっちにしろ、膠着状態を脱する機会にはなりそう。

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