表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命改変プログラム  作者: 上松
前に進む為のyの解編
PR
2909/2927

246

「このままじゃまずい。一旦下がることも考えたほうがいいんじゃないか? それに下に戻れば落ちたやつと合流出来るかもしれない。上にはこれないだろうけど、俺達が戻れば、もう一度人数を揃えてここに戻ってくる事ができる……かもしれない」


 攻撃に耐えながら、俺はそんなふうに声を張り上げる。そうなると俺達が逃げようとしてるってことが月人に筒抜けになる? いやいや、月人にはそれだけの知能はないだろう。もしかしたら月人を通してそれこそセツリとか誰かが聞いてるのかもしれないが……月側からしたら、俺達が一旦下がるってのはある意味でいいことだ。

 なにせ向こうは時間を稼ぎたいはずだからだ。月にも同時に侵攻してる。けど、月に侵攻してる部隊の勝算は今のところは正直ない。なにせ加護がないんだ。そのせいで今の俺達……いや地上の人々には上限という蓋が重くのしかかってる。いろいろな対策をして世界樹があった時の状態に近づけてはいる。

 でも近づいてるだけで戻ったわけじゃない。それに俺達地上側は以前よりも力が押さえられてるというのに、世界樹を得た月側は世界樹の加護を得てスペックアップしてるのだ。普通の月人とかだって以前よりも強くなってるのは実感してる。ただメタれる程に対策があるから、脅威にならないだけでしっかりと向こうは強化されてるんだ。


 こっちが下がった分、向こうはあがってる。そして月へと侵攻してる人たちは月の本拠地に行ってるわけだ。地上はこっち側がホームだ。でも月だと当然月人達のホームになる。そうなると、更に色々と恩恵があってもおかしくない。そんな中弱体化中のプレイヤーがどれだけやれるのか……


 こっちの勝ち筋はまずは俺達が世界樹を取り戻すことが前提だ。そうしてやっと俺達は一筋の光明を見出すことが出来る。それでようやく並ぶんだ。それでも月側に絶対に勝てる……なんて保証はない。でもこのままなら絶対に負けるくらいは言えるだろう。

 いや、もしかしたら月側のプレイヤーがめっちゃ頑張って勝ってくれる可能性はある。本当にそれはとても小さな可能性だ。スオウとかも向こうに行ってるが、流石にそれでも……あいつでもこのままじゃ難しいだろう。

 だから俺達はなるべく早く世界樹を奪還しないといけない。そんな思いが皆にはなる。そんな皆に一旦戻る……という。それは受け入れられるのか……でも今の状況を考えると、それをありだと思うんだけどな……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ