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「全員、落とされないように気を付けろ!」
みんなそんなことはわかってるだろうけど、俺はそれを声を大にして口にした。わかってただろうが、それを口に出して伝えることで、みんなの意識がちゃんと変わると思ったんだ。それに自分だけで気を付けてるど思うよりも、全員でそれを気を付けてたら、お互いにフォローだってスムーズにできると思った。
まあ声を大きく発するのは恥ずかしいが……これが自分のチームでなら別にそんなことはない。でも今はよく知らない人たちが多い。でも今はこの大所帯がチームなんだ。そしてまだここは通過点に過ぎない。それなのにこれ以上減らされるのは困る。だってこの先にどれだけの強敵が待ち受けてるのかわからない。
なのにこれ以上人数が減るのは許容できない。これがただ傷を得るくらいなら、どうにでもなる。ダメージは一人が肩代わりしてくれるし、LROなら腕がなくなったとしても、いい回復薬とか回復魔法があればどうにでもなる。でも……でも物理的に落とされたらそうもいかない。
いちおうさ……一応ここは世界樹の枝の上であって、周囲にはほかにもたくさんの枝葉がある。それはもうたくさんだ。だからうまくそれを使えば、下に落ちきる前に戻ってこれる……かもしれない。だって世界樹は規格外に大きな木だ。
当然、枝も葉もあほみたいに大きい。けど地上の近くの葉っぱはなんか常識の範囲内に収まるような大きさなんだが……でもここら辺の葉っぱはそれこそ人間を一人くるんでもおつりがくるくらいには一つ一つが大きい。そんなのかたくさんあるわけで、下に落とされたといっても、それらをうまく使えは……いや伝えば戻ってこれそうではある。
それにLROでは身体能力だって上がってる。とくに前衛職はよりそうだ。リアルではできないような動きができる。だからもしかしたら投げ飛ばれた人も戻ってくる可能性はある。
でも一番はやっぱり投げ飛ばされないこと、この枝から落とされないかことだ。
「全員集まれ!」
そんなふうに声が響く。集まれといっても、俺たちの中央で暴れてるひときわ強い月人が俺たちが集まるのを防いでるんだが? とか思ってたら、イケメンタンクの人がその月人に突っ込んでいってその攻撃を持ってる両の盾で防いだ。
「いまだ!」
彼がデカい月人の動きを止めてる、その間に俺値は四足歩行で動いてる月人達をいなしながらようやく再び体制を整えることができた。




