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どうやら俺の予想は正しかったみたいだ。だってその月人の口のような腕から、月の光を集めたような光が放たれる。細い青い光の線。それは光系の攻撃だからだろう。かなりの早さだった。
「ぐっ……」
そんなふうにうなって一人のプレイヤーが膝をつく。青い光が集まっていき、放たれた――と同時にそれが起こった。光系統の魔法の使いやすさはその発射と直団の落差がほぼ同じってことだ。実際光の攻撃を前にすると、見てから避けるってのは間に合わないことが多い。
けど今回は仕方ないだろう。だって見ておかないとどんな攻撃かわからない。
「おい!」
周囲のほかの枝、しかも高い部分にいる腕が変形してる月人達。それらは全部がこっちに腕を向けてる。腕は二つで見える範囲の遠距離型の月人は六人くらいだ。つまりは銃口は12。それが俺たちにむいてる。
「散れ!」
俺たちはそれぞれ戦いを開始した。逃げるなんてない……ここから先へ先へといかないといけないんだ。だから散れと言われても逃げるようなことはしない。動きまくって狙いを定められないようにするのが大事だろう。
けど……それは俺たち前衛ならそれでいい。戦いの中で常に動き続けるなんて俺たち前衛なら普通の事だ。でもそれは前衛の場合であって、後衛の人たちはそうじゃない。だってLROの詠唱はシビアだからだ。魔法剣士がなかなか出てこないのはそれが原因だ。LROは詠唱のわずかなミスも許されないのだ。だから後衛は後方で動かないようにして、詠唱に専念するってのが基本んだ。多少動いたりもするが、詠唱をするときは立ち止まる。それかごく短い詠唱ならうごいててもできるが、詠唱の長さと魔法の性能は比例してる。
最近は短縮詠唱とかでてきてるが……それも色々とルールとかあるらしいし……なかなかな。常に動かないといけないとなると、魔法による支援はあまりきたいできなくなるだろう。
遠距離の対処方は魔法の方があるんだが……そもぞもが詠唱ができないとなると、弓とかに銃とか持ってる奴に頼るしかない? いや、あるていど飛ぶ? うまくスキルを組み合わせれば、できないこともない。けど……
「ぐがあああああああああああああああああああ!!」
びりびりと空気を震わせるような咆哮。それはこの太い幹を揺らしたデカい月人が発してる。奴の腕もまた特殊だった。一つはとげがついた鉄球になって、もう一方は鋭い刃。まさに敵を殺すための形をしてる。




