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うるさいお偉いモブリは無視して俺達は通路を進んだ先の展望台のところに来た。俺達プレイヤーに言ってもどうにもならないと悟ったお偉いモブリはおつきの人たちに俺達を止めるようにいってくるが、まあ数的にはこっちが多いのだ。
それにこっちは目的を達するための精鋭である。プレイヤーの方でもなかなかに強い方だ。俺達がそのレベル? に達してるのかはわからないが……まあ会長が認めて入れてくれたのなら、きっと達してるってことだろう。
あいつは優しいから知り合いという特権を発動させてくれたかもしれないが……きっと最低限の基準は俺達は満たしてるとおもう。実際、このお偉いモブリのおつきの人たちはそこまで強くなさそうだしな。
いや魔法を使えばそこそこいけるとは思う。でも誰が人選したのかしらないが、おつき全員を魔法主体のメンバーにするのはどうかと? 確かにモブリはどっちかというと魔法が強い種族だ。
なにせそもそもがモブリは体が小さいんだから他の種族に比べて体格差という面でそもそも不利だ。リーチは短いし、同じ距離を移動するにしても沢山の動きが必要になる。それに体重は軽いから一撃に重さを乗せるってことも難しい。
いや勿論スキルとかを使えばある程度の威力にはなるだろう。でもそもそもが体格が違いすぎるから、肉体系のスキルでは俺達のような人間型とモブリのような小さな身体では同じスキルを使ったとしても威力が変わってくる。
それならば体格差がでない魔法を主体にするのは何も間違ってはない。間違ってはないが、LROの魔法は詠唱に厳しい。この人たちが短縮詠唱を使えるのかはわかんないが、流石にいくら短縮したとしてもこの距離では……ね。
普通ならバランスって物を考えて何人かは近接型の奴を入れたりするものではないだろうか? 確かモブリの国も近接型の部隊はあったはずだ。そこから引っ張ってきたらよかったのに……きっとおつきの人たちもこの距離では詠唱した時には制圧されるってわかってる。まあそうじゃなくても、もしかしたらこの人のわがままを聞くことはなかったかもしれないけど……
とりあえずそんな訳でお偉いモブリはイケメンタンクの人に任せておけばいいだろう。いや、戦闘になったら困るんだけどね。なにせあの人タンクだし? 最前線に走るのがタンクの役目ではある。でも彼以外にもタンクはいるし、彼はその固有のスキルで何もしなくてもこの場の皆のダメージを引き受けてくれてる。
だから彼自身が前にでなくてもその役目はある意味で担ってるともいえる。
「うげ……」
なにやら気配がする……とは思ってた。どうやら展望台には月人が集まってたようだ。でも特殊な個体はいない。数が多いだけ……なら……俺達は視線を交わす。
「いっくぞー!!」
そうだれかが言って俺達と月人の戦闘が始まった。




