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第五話 ウィ、シェフ

「コウ!気がついたの!!よかったぁ、、」

気がつくとサミと先生が座っていた

サミの服は紫色のシミで現代アートっぽかった

「回復魔法で2人の外傷は応急処置ですが治しておきました。でも、麻痺までは治せないですね。」


「しっかし2人でよく耐えましたね、あれはCランク相当でしたよ。大手柄ってものじゃないです。よく頑張りましたね。」


「とりあえず麻痺止めの薬草を探してくるのでもうちょっと待っててください。」

そういうと先生は立ち上がった

先生を挟んで向こう側、よだれで滝を作っているスミレがいた。地面に置かれた布には湖が、

え?これ目合ってるの?どっち?

スミレの目には湖に反射した光が入り込み光り輝いていた


「忘れるところでした。」

先生の指で俺の瞼は閉じられた


虫の声が戻ってきている

麻痺毒がようやく弱まってきたがまだ体が動かない

瞼の裏の暗闇に謎の光がゆらめいている


頭の中で何かがこんがらがるような感覚に襲われた

なんだこれ

光が文字になる

[状態異常検知 麻痺]


んなもん知っとるわボケナス!!!!


これがスキルなのか

状態異常検知(パーシーヴ)、

なかなか扱いづらいようでありますな

魔素鑑定(コアサーチ)はどう使うのだろう

名前からして、魔素?を鑑定するのかな?


文字が変わる

[魔素鑑定(コアサーチ)を使用しますか?]

あっはい

[状態異常 麻痺 に 使用された魔術 毒霧【麻痺】 は 水 と 草 魔素 から生成されて ます]


[組み合わせ は 以上の 比率 で 構成 は こちら です]

すると頭の中に魔術の構造が流れ込んできた

なるほどな

化学の立体構造みたいな感じね

、

、

これ知ってどうするの???




口の中が温かくなる

「薬草入りのスープです。ゆっくり飲んでください。」

弱々しく、ほぼこぼしながらスープを頂く

しばらくするとようやく体が動いた


「あうぃ、あうぃがを、おあいやう。」

必死の感謝の言葉はなんともみずみずしかった。


サミのほうを見るとなんだか気まずそうだった

無理もない

サミはまだ魔術を放てない

俺たちがやられたことを気に病んでいるのだろう


サミへの視線がバレたのか目をそらされた

「サミさんはあのジャイアント・サンティピートにトドメを刺したんですよ!短剣で頭部を切断してくれたので、楽に処理ができました。」


「いえ、そんな、先生が倒れてたムカデに追撃を入れてくれたおかげで近づけたんです!切断っていってもギコギコしてただけでスパッといけなかったですよ。」


そしてサミはまた目をそらした、目の先には地面しかない


それにしてもこのスープの味は深いな

即興で作ったには案外美味しい

この肉も、薬草も、苦味が強いがその後に来るコショウ?がいい

噛めば噛むほど次の一口が止まらない

体が栄養を求めているのかもしれない

パリパリとした豆?の食感を堪能して器を置いた

この世界のスパイスはえぐいな


水をゆっくりと飲んだ

「お口にあったようで何よりです。あのジャイアント・サンティピートの身と殻を入れて作ったんですが、成功でしたね。私も初めて食べたんですが、サンティピートってこんな感じなんですね、、おもしろいです。」



先生、言わなくてもいいじゃないですか

俺は別に大丈夫だったからよかったけど、、

学者というか変態の域まで片足を突っ込みかけている人はさておき、寝ているスミレのほうを見る

その後サミに目線を送る

軽く頷かれた


仕方あるまい



サミがポンポンと眠れるお姫様の肩を刺激した


むくっと起き上がったスミレに対し俺たちは満面の笑みでスープを差し出した


ーーーーーーーーーー


その後の6日間はすぐに過ぎた


ムカデ討伐の翌日には別の班と遭遇

3人とも男のグループだった

金髪が狩った魔物の数でマウントをとってきた


その後はブラックグリズリー倒したり

森を歩きまくったりした


途中で大勢の兵隊とすれ違った

レオンさんもいた

どうやら通報があった大型の魔物を討伐しにきたらしい

ジャイアント・サンティピートらしい

ああ!それ俺らが倒しましたよ!!

先生が説明してたら大変驚かれていらっしゃったご様子


試験前日には街に入った

剥ぎ取った素材を換金し、ウハウハ


護衛の任務を終えた先生は仕事があると言ってご飯についてきてくれなかった

試験が終わったら感謝の気持ちを込めてご飯に誘おうと3人で話す

とりあえずご飯は保留


「やっぱりというべきか、」

サミが触れてしまう 禁忌に

「臭い!!」


とりあえず浴場に向かい汚れを落とした

さっぱり!!


その後王城に戻り部屋で泥のように眠った


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