第三話 いざゆかん
炎、水、岩、風、草
基本の属性は全てやり終えた
結果、
しょーじきパッとせぇへんですわ!!
なんですの!!なんか全部が周りより規模が小さい!!適性ないんですか!!!
せっかく面白そうな世界なのに!!!
「おぉ?!キミ全属性使えるのかい?!これは珍しい。千、、いや、一万人に一人とかだよ、。私ら魔導戦団にも2人いたかどうか、、。」
前言撤回!!
最高だわこの世界!!!!
「いいなぁ、コウ君、、私なんて全部の魔術が不発だったょ。、、。」
シュンとしたサミが背後から現れる
「もしかしたらスキルのせいとかじゃない?どんなのだった?」
「あれでしょ。あの光るやつ。確認方法がわかんなくてさ、、。わっかんない!」
一緒にやってみよう!
まず手を口で塞ぎます
そして「スキルオープン」と唱えます
なんということでしょう
手のひらに文字が!
「ええと、?えっ?!!炎魔術強化って書いてるよ?!しかも2つ。」
「えっ。」
ヌルッとホイヨードさん
「おや、キミも珍しいね、スキル被り(バッティング)持ちか。おかしいね、この感じだと炎魔術は得意なはずなんだが、」
ひょこっとレオンさん
「もしかしたら強化術の方に適性があるのでは?」
「これから強化術もやるのでそこで確認してみてください。」
そして強化術の講習が始まった。
基礎的な身体強化を習った
魔力を体内で気魂と呼ばれる力に変化するというもの
案の定サミは他の人よりやや強化が強かった。
「はい。どうでしたでしょうか。これで基本的なことは学べたはずです。試験は今日から一週間後に行われる予定です。これから一週間、一班に一人ずつ護衛をつけます。街の外に出て実戦をするなり、街を見て回ったりしてみてください。きっと何か役に立つはずです。」
そう言い終わると扉の奥から3人が歩いてきた。
「私どももあなた方、勇者の卵が孵ることを心より願っています。それではご武運を。」
「おう!魔法のことで困ったらいつでも私のとこに来なな!」
そして俺たちは銅貨7枚をもらい城の外へと歩いた
こっちの班についた護衛の人は、、
学者さんっぽい
つまりは魔術師なんだろう
「よろしくお願いします。」
そう護衛の人に告げ
とりあえず市場に向かった
買い物中の話し合いの末俺らは街の外に出て魔物と戦うことにした。
道端で杖と短剣を買い、いざ冒険へ!!
ーーーとはいったものの角の生えた兎がニ羽出てきただけでその日は日が暮れた。
焚き火を囲んで兎肉を頬張る
「お疲れ様でした。魔術師として言わせてもらいますと、御三方の成長速度は尋常じゃないですね。」
てれるやい!!という顔のスミレ
こやつ人見知りなだけじゃねぇか
「そこで一つ提案なのですが、コウさん。あなたは五種持ちだそうですね。
もしかすると派生系に適性があるかもしれません。氷魔術や雷魔術などあるのですが、試してみますか?」
「ぜひ!」
言われた通り詠唱する
「凍てつく大気よ、我が声に応え形を成し、飛礫となれ!」
ゴルフボール程度の氷の塊がマシンガンの如く発射される
たちまち目の前の木に穴が空いた。
「やはり、、、予想ですがコウさんは氷魔術に適性がおありのようですね。ということは雷魔術にも適性がありますよ。」
「本当ですか!!」
「はい。通常、他の魔術師は最大2つの魔法適性しか持ちません。そして炎と水が使える人なら氷、のように合わせ技の属性はそこそこ使えるんです。」
「ですが基本属性が弱い人は合わせた魔術の方に適性があることが多いんです。それが五種持ちであれば全部いけますね。」
ガッツポーズを隠しきれない
全然強いですやん
「そしてサミさん。あなたは魔術が使えないとおっしゃっていましたよね。」
「そうです。」
「もしかしたら魔力量が足りないのかもしれませんよ。」
あぁ なるほど
消費するMPが高すぎて魔法が放てないのか
十中八九スキルのせいだな
「これから一週間で経験値は十分に貯まると思うので、試験ぶっつけにはなるのですが魔法を撃ってみてください。多分いけます。」
犬みたいに感情がわかりやすい
ありもしないシッポがブンブン振られている
「経験値、とはなんですか?」
すかさずスミレが質問する
「魔物を倒すと、魔力が放出されます。魔素は大きく固まっている方に引っ張られるという性質があるそうなので、生きている者の体内に自然に入っていくらしいです。よくわかりませんが。」
「とりあえず相手を倒した分自分の力になるってことでいいですか?」
「ですね。」
めちゃくちゃ良い先生だ
痒いところに手を届かせてくれるどころかお茶まで用意してくれるような、
焚き火の音がパチパチと静かに鳴る
「もう遅いですし一旦眠りますか。私は起きているので安心してください。」
母性の塊やんけ、、
流石に申し訳なかったので交代制を提案した。
今現在、戦えないサミを先生とペアにした。
女性三人、男一人、初めての野宿で何も起こらないわけがなく、
とか想像してたら寝ました。
ーーーーーーーーーー
「先生は魔法どれぐらい使えるんですか?」
「先生だなんて、やめてくださいよ。うーんとですね、私は風は中級、炎は上級まで扱えます。」
「すごいですね!!」
「みなさんも使えるようになりますよ…..」
パチッと枝が崩れる音と共に先生の顔がこわばった
「どうしましたか?」
「魔物に勘づかれましたね。」
あたり一面の虫の鳴き声が止まった。




