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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月4日①決戦前夜と前線基地

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268. 全ての転移ポイント開放③空からの襲撃と仲間たちの成長

MJOがついに600万PVを突破しました!

これも全て読者の皆様が居てくれたおかげでございます。これからも全力で頑張りますので、本作をよろしくお願いしますm(_ _)m

「よし、時間だ。次の目的地についてのミーティングを始めるぞ」

「うぇ〜〜い」


葉っぱでできた天然物の寝具に寝転んでから10分。疲労が回復しきっていないのに、ユサタク(鬼教官)が休憩終了を宣言。俺は渋々起き上がりながら、気の抜けた返事をした。


「さて、ここまで1時間弱のランニングお疲れ様。ここから先の【ノア山地(5合目)】と【ノア山地(山頂)】はポイント間の距離が近いから、休みなしで2つ開放するぞ〜」

「ええ〜、休憩無しなん!?へとへとの体で休みなしの山登りとか過酷すぎ!なぁ、もう少し緩めようや」


非道な行軍プランの宣言に、必死になって再考を促す。だが、アイツは笑いながら首を横に振る。


「ははは、距離だけでいえば2か所合わせてもこれまでの半分以下だし大丈夫だよ」

「そこまで高い山ちゃうし、距離は短いやろうな。でも、ゴツゴツした道と角度のある坂道だけで倍以上疲れそうなんやけど」


「短い距離ならモチョのパワー上昇系バフで山道も楽に登れるぞ。後、ここから先は魔物の襲撃が激増するし、ペースはガクッと落ちるはずだぞ」

「ええ。それに戦闘は僕たち4人でこなすので、ソーイチやアマネの休む時間が逆に増えると思いますよ」

「おっ、マジか!やったなアマネ!」

「ええ、少しはマシになりそうですね」


頼れる仲間たちのおかげで、魔物襲撃とは休憩と同じ意味になるらしい。彼らの頼もしい言葉を聞いた俺はバテバテ仲間のアマネに歓びの声をかけた。

キィー!

「ソーイチ、上から来るぞ、気を付けろ」

「なんだ、この攻撃は!?」

「せっかくだから私は赤い鳥を倒すわ!」


「……あの鳥、別に赤くないよな?」

「あはは……おそらく翼にうっすらと入ったメッシュの色を言ってるんでしょう」

「そこ!?」


突如頭上から襲いかかってきたのは、白い翼に色とりどりのラインが走る、メッシュイーグルの群れ。

俺とアマネは安全の為に3歩下がりつつも、武器を握りしめて緊張しっぱなしだったのだが、戦闘組は笑いながら寸劇のようなやり取りをしている。


「こいつは初見やな……余裕あったら【インタビュー】したいけどええか?」

「もちろん。フォローするから自分のタイミングで使ってくれ」

「オッケー……【インタビュー】&【フィルム・シュート】……よし、成功!もう倒してええで」

「了解。喰らえ!【大嵐戦斧(だいらんせんぷ)】」


俺の合図を聞いたユサタクが、斧を大きく振り回しながらアーツを発動。一瞬、青白く光ったかと思いきや、嵐のような衝撃波でメッシュイーグルたちを一掃した。


「うわっ、なにそれ!?めっちゃんこカッコええやん!」

「そうだろう、そうだろう!実は戦闘ギルドの訓練で教えてもらったんだ」

「ああ、スキル講習の戦闘版みたいなやつで覚えたんか。……って、受講料バカ高いよな?」


「ああ、5万ゴールドだったよ」

「ご、5万!?それ割り勘するにしても、高すぎるやろ」


俺の記憶が正しければ、5万ゴールドはコネ無しで受講できる最高位の訓練だったはずだ。確実にスキルやアーツを手に入れられるかわからないものに高額な受講料を支払う気前の良さに思わずビビってしまう。だが、ユサタクの金遣いの荒さは俺の想像を超えていた。


「それが聞いてくださいよ。リーダーったら、マンツーマンで受講したいから1人で5万払ったんですよ」

「マジか……思い切り良すぎやろ……」


「お、俺のポケットマネーで受けたんだから、いいだろ!というか、ゼロとマロンも同じランクの講習受けてるんだから、人のこと言えないだろ!?」

「僕たちは5人組のコースで受けたんで、料金は2割程度ですよ」


「そうそう、ゼロの言う通りです!というか、そもそも受講料は将来への投資なんです!来たる大討伐に向けて、他のパーティを先んじるための必要経費なんですよ」

「ええ。僕たちは計画的に『効率』を買ったんです。リーダーみたいに勢いだけで財布を開いたわけじゃありませんよ」

「ぐぬぬ……」


二人の正論(?)にユサタクが唸っていると、ゼロが武器を構え直して前方の道を見据える。


「まあ、受講料に見合った成果はしっかり見せますよ。ここからは僕たち戦闘組に任せて、二人は後ろで温存しててください」

「ええ!ソーイチさんには指一本触れさせませんよ!」

「だから私のことも忘れないで……」


力強い言葉と共にポーズをとる3人(さらっとユサタクも混じっていた)と、少し離れて他人のふりをするフワフワ。

少しコメディに寄りすぎているように感じたのだが、ユサタクたちの実力は本物だった。

俺のいない数日間で覚えた特殊アーツをふんだんに駆使して、空からくる魔物はゼロの氷を帯びた槍術で撃ち落とされ、地を這う魔物はマロンの大地の棘で串刺しとなる。


「……入ってくる経験値から考えて、相手も強敵のはずやんな」

「襲いかかる全ての魔物は、レイヤースライムを除いて、ソーイチさんが出会ってきた魔物より強いでしょうね」

「そうか……そんな化け物が鎧袖一触か……」


彼らの凄まじいまでの快進撃のおかげで、着実に前に進んでいく。その結果、目標であった2か所の転移ポイントへは、1時間を経たずに両方とも開放する事ができたのであった。

次回は明日か明後日の午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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― 新着の感想 ―
???「上から来るぞぉ!気をつけろ!」(下から来た) ???「せっかくだから俺はこの赤い扉を選ぶぜ」
ソーイチ(とアマネ)の姫プレイというか、パワレベですね。私はたぶん3D酔いすると思うのでフルダイブどころか現行の3Dでも無理ですが、アマネ状態になる気しかしない。 プロってすごいなぁという感想しか出て…
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