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ミックスジョブオンライン〜ラノベ作家はネタ集めの為賞金付きVRMMOに不遇職で挑む  作者: モトマル
4月3日①お米探しと満腹度実装

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256.スキル版【ビジョンスキャン】とクランコール

ソーイチ:以上が【見習いカメラマン】と【ビジョンスキャン】の基本的な仕様や。


新しい『何か』を手に入れるたびに行われる、クランコールでの発表会。ユサタクから招集を受けた俺は、予め準備していたカンニングペーパーを頼りに、サラッと情報を投下していった。


ゼロ:ふむ。今までの司書系……いや、生産系の中でも珍しい実戦向きの補正があるとは驚きですね。

ベイクドモチョチョ:でもスクープを狙うカメラマンって、視力と隠密能力をデフォで持ってるイメージだったり?

ユサタク:確かに、どこから撮ったんだって写真が出てくるもんな……。


マロン:そういえば昔リーダーってすっぱ抜かれてましたよね。

ソーイチ:あったあった!熱愛疑惑のスクープ、今でも週刊誌保存してるわ。

ユサタク:おい!聞いてないぞ!?今度お前んち行った時、絶対処分するからな!


当時のあれこれが傷になってるのか、珍しくガチギレしているユサタク。


アマネ:リーダーのトラウマは置いといて、応用的な使い方も試したんでしょ?

フワフワ:アナウンスから時間開いてましたし、色々と実験してたんですよね〜。

ソーイチ:まあ、応用というか仕様確認?とりあえず思いつくだけ試しはしたで。

ユサタク:ほう。じゃあ、聞かせてもらおうか。


トラウマモードから脱却したのか、ユサタクが話に再度加わる。


ソーイチ:とりあえず、【メモ】や【スキャン】とは完全に独立したスキルって感じやな。

セキライ:独立っすか?

ソーイチ:ああ。【アーカイブ】に保存したデータは【コピー】系で印刷できなかったし

ソーイチ:逆に【スキャン】の記録枠から【プリント】で印刷することも出来んかった。


ゼロ:なるほど。ソーイチの言う通り、独立してるようですね。

ソーイチ:まあ、一応【プリント】で出した写真を【スキャン】で読み取って【コピー】することは出来たけど、MPが無駄過ぎてやる意味ないな。


アマネ:ただ、プリントって1枚ずつですよね?同時に何枚か出せないのは少し劣化と言えるかも?

ソーイチ:ぶっちゃけ、写真を大量に印刷するとか絵はがき以外に思いつかんし、要らんやろ。

ベイクドモチョチョ:それにスキルレベルが上がったら覚えるかもしれませんよ!


ソーイチ:それもあるな。まあ残念ながら、それが判明するのは休養が明けてからになるけどな。

ユサタク:そうそう、働き者のソーイチ先生には休んでもらわないといけないからな。

ソーイチ:はいはい、わかってますって。


戯けるように言いながらも釘を刺すユサタクに、俺は慣れない標準語で茶化して返した。

それから自分でも思いつかなかったアイデアを幾つか貰った俺は、コール終了後にメモに書き留める。

そんな時、クランコール中からずっと横で座り込んでいたユサタクが、覗き込みながら話しかけてきた。


「コール内で出た案なんだし、後から見直し出来るのに、相変わらずマメだな」

「これは性分やから仕方ないやん。お前もゲーム限定でマメになることあるやろ」

「確かにな」


そう言ってユサタクはニヤリと笑う。


「それにしても朝っぱらからワールドアナウンス5つか……。ほとんど収穫直前の案件ばかりとはいえ、頑張ったよな」

「それは俺も思う。でも心残りあったら、いくらサウナやマッサージ受けても完全に癒されへんもん。だから自分のためにも必死こいて頑張ったわけよ」


「なるほどな。ところで、数日間MJOから居なくなるって、仲良い住民には伝えたのか?」

「うん?雑談の中でクリスだけには伝えたけど、言う必要あるか?」


首を傾げて話す俺に、ユサタクは呆れた顔で肩を落とした。


「おいおい、勘弁してくれよ。いくらゲームで相手はAIとはいえ、ビジネス相手には伝えておけよ。特に要約新聞で世話になってるノア・タイムス。それとランクアップで指名依頼の可能性が出てきた、冒険者ギルドには絶対必要だぞ」

「ヤベッ、確かに要るな!新スキルに目が行き過ぎて話すって発想すら出て来んかったわ」


普段、編集やツムグちゃん(挿絵担当)としか仕事のやり取りをしてないせいか、コミュ力不足や人生経験の浅さが出てしまったらしい。


「今晩の試食会まで数時間あるんだ。【見習いカメラマン】のお披露目も兼ねて、さっさと行ってこいよ」

「ああ、行ってくるわ」


ユサタクのアドバイスに従って、俺のスケジュールをお世話になってる住民達の元へ伝えに回ることにした。


「なるほど、明後日からしばらく居ないのか。その間は要約新聞はお休みって、社長に伝えておくよ」


「まあ、そうなんですね。それでは来週の中頃までは指名依頼が来ないように調整しておきます。それと、昨日の報酬ですが……」


ノア・タイムスではコビーに伝言を頼み、冒険者ギルドではフレンに依頼の調整と昨夜の撮影会の報酬を貰う。


(農業ギルドは明日の朝イチで、アース米の種を30粒納品しに行くし、そん時でええか……あれ?よく考えたら、仲良くしてるとこって4カ所しかないんか!そう考えると寂しいな……)


せっかくのゲームなのに友好範囲が狭い事実に気付いてしまった俺は、少し肩を落としながらホームへ帰るのであった。

次回は明日か明後日の午前6時に更新予定です。


ブックマークや評価・誤字報告していただきありがとうございます!!

今後とも本作をよろしくお願いします。

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