2話 日常
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大陸は人類の敵、ミクレスといういきなり大陸の中央から現れた異形の存在により、人類はなすすべなく世界の端へと追いやられ東西南北の国に分たれた。
追い討ちをかけるようにレギリナ(ミクレスの王)の登場によりさらにミクレスが活性化していき、人類は数を減らしていく。
しかし、人類もただ黙っているだけではなく、魔法というものに価値を見出し遠距離から広範囲で攻撃を行えるため、各国はミクレスに対抗するために時代遅れの剣士ではなく、続々と殲滅力に長けた魔法士を育成する時代に遷移した。
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北の国、オーラル王国。ここはミクレスからの脅威から1番安全な国である。そんな国の田舎に位置する町、カルロスは綺麗な農作物に囲まれていてとても空気が澄んでいる。
朝露が無くなり始めるころにドタドタと音をたてながら少年が降りてきて、朝ご飯の準備をしている女性に話しかける。
「おはよう!母さん。」
「おはよう、グラディ。」
「グラディ起こしてきましたよ。」
「ありがとねサラちゃん。毎回頼んで悪いわね。」
「そんなことないですよ。グラディは私がめんどう見てないとダメ人間になっちゃうので!」
えっへんっ!と言わんばかりに腰に両手を当てて胸を張る。
「なんだよそれ!」
「まあ、そうだね。」
「なー!母さんまで!」
部屋のなかは優しい暖かさに包まれた。
「そんなことよりも、頼み事って?」
「そうそう、あなたに隣り町のお医者様までこの手紙を届けてくれないかしら。その手紙にはお金が入ってるから無くさないようにね。」
そう言って少年の母は紐を丁寧に結んである手紙を手渡した。
「わかったよ母さん。僕に任せて」
「じゃあ私はいったん家に戻るね」
「またねサラ!」
「気をつけて帰るのよー」
少年は温かいご飯を一気にかきこんでから隣町へと出かけて行った。




