第二の試練
投稿が遅くなってしまい、申し訳ありません。
「小説家になろう」のセキュリティ更新に伴う予期せぬトラブルが原因でしたが、戻ってきました!
どうぞお楽しみください!
ユウリはミナに何度も電話をかけ続けていた。しかし、彼女は電話に出なかった。
(電話に出ない……何があったんだ?)
「はあ……」
ユウリはため息をついた。
「すぐに探しに行こう」
彼はソファから立ち上がり、ミナを探しに出かけた。
◆ ◆ ◆
コンコンコン。
ユウリがある家のドアをノックすると、一人の女性が出てきた。
「こんにちは。どうしたの、坊や?」
女性が尋ねた。
「こんにちは。すみません、ミナは家にいますか?」
「うちの娘? 仕事に行ったと思っていたけど……出かける前に、仕事に行くって言っていたわよ」
「ああ、そうですか。ありがとうございます!」
ユウリは礼を言った。
女性がドアを閉めると、ユウリはミナが働いている店へ向かって走り出した。
コンビニの前に到着したユウリは、レジに別の人が立っていることに気づいた。
彼はレジにいた少女のところへ向かい、尋ねた。
「こんにちは。ミナ・ウィハラがどこにいるか知りませんか? 仕事に行くはずだったのに、見つからなくて……」
「ウィハラちゃん? うーん……確か、今日辞めたって聞いた気がする。でも、本当かどうかは分からないよ。私が聞いた話ではそうだった、ってだけ」
「ありがとうございます。お仕事、頑張ってください」
「どういたしまして。彼女が見つかるといいね」
店を出たユウリは、考え込んだ。
(家にもいないし、職場にもいない……考えろ、ユウリ、考えるんだ!)
(そうだ! ミナは悲しいことがあると、公園に行っていなかったっけ?)
そう思いつくと、ユウリは迷うことなく走り出した。
◆ ◆ ◆
公園に着いたユウリは、周囲を見回した。
遊具は壊れていて、本当に廃れた場所のようだった。
そして、彼は見つけた。
ミナが隅のほうで泣きながら、夕日を眺めていた。
「ミナ! ミナ!」
ユウリは何度も彼女の名前を叫んだ。
その声を聞いたミナは振り返った。
ユウリの姿を目にした瞬間、彼女の瞳に希望の光が宿った。
「ユウリ!」
ミナも大声で彼の名前を呼び返した。
ミナは立ち上がり、ユウリに向かって走り出した。
ユウリも彼女のもとへ駆け寄った。
二人が抱き合おうとした、その瞬間――。
二人の身体が光り始めた。
ほんの数秒後、二人の身体は小さな光の粒子となり、互いの目の前から消えていった。
◆ ◆ ◆
ユウリが目を開けると、そこは見知らぬ場所だった。
周囲を見回すと、大勢の人々が集まっていた。
ユウリは目を見開いた。
彼らはプレイヤーだった。
彼が何かを考えるよりも早く、天使のような存在が空に姿を現した。
「プレイヤーの皆さん、また会いましたね。まずは、生き残った皆さんにお祝いを申し上げます。しかし――」
「おい! 俺たちは勝ったんだぞ! どうしてまたここにいるんだ!?」
群衆の中から、苛立った様子の若い男が叫んだ。
「よく聞きなさい」
その存在は真剣な声で告げた。
「皆さんは、『自分たちは生き残ったのに、なぜまたここにいるんだ』と思っているのでしょう。ですが、皆さんが考慮していなかったことが二つあります」
「それは、あれが第一の試練だったことと、生き残れるのは一人だけだってことだろ?」
眼鏡の位置を直しながら、一人の青年が言った。
「なかなか賢いですね。まあ、間違ってはいませんよ」
そして、その存在は宣言した。
「第二の試練へようこそ!」
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