↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/7

第二の試練

投稿が遅くなってしまい、申し訳ありません。

「小説家になろう」のセキュリティ更新に伴う予期せぬトラブルが原因でしたが、戻ってきました!


どうぞお楽しみください!

ユウリはミナに何度も電話をかけ続けていた。しかし、彼女は電話に出なかった。


(電話に出ない……何があったんだ?)


「はあ……」


ユウリはため息をついた。


「すぐに探しに行こう」


彼はソファから立ち上がり、ミナを探しに出かけた。


◆ ◆ ◆


コンコンコン。


ユウリがある家のドアをノックすると、一人の女性が出てきた。


「こんにちは。どうしたの、坊や?」


女性が尋ねた。


「こんにちは。すみません、ミナは家にいますか?」


「うちの娘? 仕事に行ったと思っていたけど……出かける前に、仕事に行くって言っていたわよ」


「ああ、そうですか。ありがとうございます!」


ユウリは礼を言った。


女性がドアを閉めると、ユウリはミナが働いている店へ向かって走り出した。


コンビニの前に到着したユウリは、レジに別の人が立っていることに気づいた。


彼はレジにいた少女のところへ向かい、尋ねた。


「こんにちは。ミナ・ウィハラがどこにいるか知りませんか? 仕事に行くはずだったのに、見つからなくて……」


「ウィハラちゃん? うーん……確か、今日辞めたって聞いた気がする。でも、本当かどうかは分からないよ。私が聞いた話ではそうだった、ってだけ」


「ありがとうございます。お仕事、頑張ってください」


「どういたしまして。彼女が見つかるといいね」


店を出たユウリは、考え込んだ。


(家にもいないし、職場にもいない……考えろ、ユウリ、考えるんだ!)


(そうだ! ミナは悲しいことがあると、公園に行っていなかったっけ?)


そう思いつくと、ユウリは迷うことなく走り出した。


◆ ◆ ◆


公園に着いたユウリは、周囲を見回した。


遊具は壊れていて、本当に廃れた場所のようだった。


そして、彼は見つけた。


ミナが隅のほうで泣きながら、夕日を眺めていた。


「ミナ! ミナ!」


ユウリは何度も彼女の名前を叫んだ。


その声を聞いたミナは振り返った。


ユウリの姿を目にした瞬間、彼女の瞳に希望の光が宿った。


「ユウリ!」


ミナも大声で彼の名前を呼び返した。


ミナは立ち上がり、ユウリに向かって走り出した。


ユウリも彼女のもとへ駆け寄った。


二人が抱き合おうとした、その瞬間――。


二人の身体が光り始めた。


ほんの数秒後、二人の身体は小さな光の粒子となり、互いの目の前から消えていった。


◆ ◆ ◆


ユウリが目を開けると、そこは見知らぬ場所だった。


周囲を見回すと、大勢の人々が集まっていた。


ユウリは目を見開いた。


彼らはプレイヤーだった。


彼が何かを考えるよりも早く、天使のような存在が空に姿を現した。


「プレイヤーの皆さん、また会いましたね。まずは、生き残った皆さんにお祝いを申し上げます。しかし――」


「おい! 俺たちは勝ったんだぞ! どうしてまたここにいるんだ!?」


群衆の中から、苛立った様子の若い男が叫んだ。


「よく聞きなさい」


その存在は真剣な声で告げた。


「皆さんは、『自分たちは生き残ったのに、なぜまたここにいるんだ』と思っているのでしょう。ですが、皆さんが考慮していなかったことが二つあります」


「それは、あれが第一の試練だったことと、生き残れるのは一人だけだってことだろ?」


眼鏡の位置を直しながら、一人の青年が言った。


「なかなか賢いですね。まあ、間違ってはいませんよ」


そして、その存在は宣言した。


「第二の試練へようこそ!」

気に入ったところをコメントしてください

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。