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幼なじみ三人が過保護でチートってありですか?  作者: 荒ぶるうどん


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不遇職がチートだった件

生産職について考える、ふと思ったのは生産職は数多くあるのにも関わらず何故か生産職と一括りにされている。例えば生産職といえば農家、鍛冶師、裁縫師、料理人などだ。料理人と書けば書けるはずなのに何故か生産職と書いてあるのはどういうことなのだろうか?と考えていると村の人が通りかがった。


「あの国近頃…」

「なんでも勇者を…」


気になったので聞いてみようと聞いてみることに。


「すみません。」

「おお、なんだい嬢ちゃん。」

「あのー…あの国って?」

「カナリア国なんだが…なんだ嬢ちゃん、何も知らねぇのか?」

「最近ここに来たばかりで…」

「嬢ちゃんにだけ特別に教えてやるよ。なんでもカナリア国が勇者を召喚したんだと。」


はい、知ってます。当事者ですし…とは言わず何も知らない素振りをする。


「そうなんですね。」

「なんでもその勇者を利用して他国と戦争起こす気だそうだ。嬢ちゃん急いでここから離れた方がいい。巻き込まれるぞ。」

「教えて頂いてありがとうございます。」

「敬語が使えるだなんて変わってるなぁ…まあいいが。」


よしよし、情報入手したぞ!…ってカナリア国って言うんだ。鳥の名前だっけ?よく分からないなぁ…


「おいここで何してんだ。」

「狼牙ごめん、ちょっと情報収集に。」

「…よくやった…が、誰かを護衛につけねぇとアウトだろうが。」

「あ。」


確かにそうだ…運良く敵意のない人だったから良かったけど…反省。


「ごめん…」

「…次から気をつけろ。」


やっぱ狼牙は優しいなぁ…悠と影光は戻ってきて話し合いを始める。


「どうやらあの国、戦争をするらしいな。」

「巻き込まれる前に出なければ。」

「そうだな…」


私も何か出来たらなぁ…生産職…ん?なんか出来るのでは?材料さえあれば…


「由奈殿、鉱石、石炭、火薬がありましたよ。」

「え、ありがとう!」

「いえいえ。」


早速使ってみよう。えっと鍛冶師でいいのかな?え、ちょっと待って?なんで選べるの?切り替え可能って何?!


「由奈どうした。」

「生産職ならなんでも切り替え可能って…」

「なるほどだから生産職と。」

「切り替え可能なのはいいな。」


褒めてくれるのはいいけども!何だか私やばい職業手に入れてない?うむむ…まあ、作れるのなら作るか!

先ずは想像しやすいものから!えっと…刀?こうかな?というか鍛冶師の仕事部屋が何も無いところから出てきたんだけど?!


「選択肢によって部屋が出てくるってことか…便利なこった。」

「つ、作ってみるね。」


分からないはずなのに、刀の作り方が分からないはずなのに、分かってしまうように作ってしまう。ちょっと怖い。自分じゃないような感覚。


「刀の次は銃?」


銃ってどうやって作る…え、ちょっと、なんで弾薬の作り方や拳銃の作り方まで分かるの?!身体が覚えているように出来上がっていく。陰陽師に必要な道具、紙と墨汁の作り方まで分かってしまう。何これぇ?


「…おい大丈夫か?」

「え、あ、うん。」


まるで誰かに憑依されたような感覚。だけど悪意はない、寧ろ…良いものを作ろうという感覚がある。憑依ってやつかな?


「一瞬だが別人のように感じた。」

「あ、やっぱり?」

「…なるほど憑依ですか。神降ろしという術は存在すると知ってますが…」


うーん、不思議。でもチートっぽいなぁ。だって色んな人を身体に宿すってチートっぽくない?


「…刀か。」

「拳銃…」

「おやおや紙と墨汁ですか…式神を作れと。」

「…えっと身体が。」

「コントロール出来るようにしとけ。」

「う、うん。」


確かに覚えなきゃならないことが多い。例えば作り方とか…まあその前に。


「作って下さりありがとうございます。」


祭壇を作り、果物を乗せてお礼をする。するとどうだろう。果物が空中に浮かんだ。


「……へ。」

「おや幽霊ですか。」

「…悪霊か?」

「いいえ、良き霊なようで。お礼を言ってますね。」

「おお。」


ということは背後霊的なやつか。うんうん…うん?まあ納得出来る…かな?よく分からないけど。影光がよく背後霊うんぬんかんぬん言ってるからそうなのかなぁ?って思ってる。


「うーん…」

「深いこと考えんな。」

「…いざとなったら祓って貰えばいい。」

「ふふ…そう言ってくださると助かります。」

「…お、おお。」


頼もしすぎるなぁ幼なじみたちは…そういえば。


「刀とか拳銃とか使えるの?」

「「…」」


なんで目を逸らす?!というか手馴れた手つきで確認するな!完全に慣れてる人のそれ!!…ってことは…うーん。


「深いことは気にしない!」

「お、おう。」

「…それは助かる。」

「ええ、それが一番ですとも。」


…やっぱり謎だらけの幼なじみたちだなぁ。


「そういえば…国境ってどこら辺?」

「あの森を越えれば国から出られる。」

「おお!」


これはラッキーなこと聞いた!つまり…つまり?えーっと?


「追手は来なくなるってこった。」

「来たらきたで追い返す。」

「呪いますよ?」

「さりげなく物騒なこと言ってる人がいる。」

「お礼がまだでしたね。」


っていうと頬にキスしてきた。え?二人が真顔になってるんだけど?え?大丈夫…な訳ないか。


「抜け駆けすんな!」

「人の事言えませんが?!」

「…はー…」


何だかなぁ…

【裏野狼牙】その一


裏野家次期当主であり、剣道と剣術の名門。幼い頃から剣術を教わっており、刀を握りなれている。名家中の名家な為、結構大金持ち。裏野家は先祖代々から国を守っているとのこと。

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