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とある聖女のお話し  作者: 海野 はなび
第1章 遠征にレッツゴー
2/11

2話 さぁ、ドアホ魔術師に文句をつける時間だ

前回に引き続き、読みにくいところが多々あるかもしれませんが、よろしくお願いします

アンナマリーの座っているソファーの向かいにあるソファーには、サンディレラ王国の筆頭魔術師であるアテル・スィーグラナムもといドアホ魔術師が座っていた

このドアホ魔術師は、先程扉を勢いよく開けて部屋に入ってきたのだ

ここ、王城なんだが?優雅さ何処行ったんだよ

というか、毎回仕事を押し付けてくるからこっちは寝不足なんだが?

そう、こいつが私の寝不足の原因であり、今日リヴェラに怒られた原因である

毎回仕事を押し付けて、どこかにフラフラ〜っと行ってしまうのだ

だから、アンナマリーは前々から言いたい言葉があったのだ

アンナマリーは目の前にいるドアホ魔術師にむかって苛立ちを隠さぬ声で文句をつけた

「いいかげん、流石に自分で仕事を片付けろ!」


「そう、怒んなよ」

ドアホ魔術師は、どこか軽薄そうな声で言った

というか、面倒臭がってるのがバレバレだ

何を面倒臭がってるんだこいつは?ふざけるなよ?

「ふざけないでください、こっちは迷惑してるんですよ」

「えー、それは困ったねー」

言い方がちょっと棒読みだ、というかちょっと面白がってるな、こいつ

人の神経逆撫でする天才か?

「誰の所為だと」

「んーそうだなー」

イタズラっ子の様な笑みを浮かべながら

私の怒りなど全く意に介していないような声音だ

その態度に私がまた苛立っている時だった

「次の遠征に着いてきたら、もう仕事押し付けないし、自分でやってやるよ」


今、この人何て言った?

遠征に着いてきたら仕事を押し付けない、ですって?

つまりもう、あの大量の書類仕事をしなくて済むと言う事か

「分かりました、行きます」

気づけば私は即答していた 


けれど、私はすぐにこの選択に後悔することになるとは知らなかった


「お、やる気じゃん」

アホ魔術師は少し驚いた表情をしてから、ニヤリとまたイタズラっ子の様な笑みを浮かべた


一体何が面白いと言うのか…

「それで、遠征ってどこに行くんです?」

「あぁ、今回の遠征は西方にあるカリクスっていう街に行く、最近カリクスの周辺で魔物の動きが不思議なくらいに静からしくてな」

「あの、カリクスでですか!?」

カリクス、という名前を聞いた途端驚きが隠せなかった

何しろ、カリクスと言えば、魔物の発生率が国内でぶっちぎりのトップの地域にある街だ

そのせいで、毎年死傷者が大勢出る

その、カリクスで魔物の様子が静かという事は何かある…

「つまり、何で魔物が静かになったのかっていう調査のために行くわけですね…?」

「あぁ、そうだ

遠征には、俺の部下と第2騎士団が同行する予定だ

あと、出発は明日の朝一な」

「分かりました」


「そんじゃ、俺はそろそろ行くとするかな」

そう言うと、アホ魔術師は席を立って外に出ていった


✽✽✽


翌日、私は王城の西門に居た

「あれ、そこに居るのって、もしかしてアンナマリーさん?」

声の方を向いて、ハッとした

そこに立っていたのは、ハニーブロンドの髪を短く切りそろえた、人懐っこそうな印象の第2騎士団の副団長レニタス・キリアヴィルだった

最後まで読んでくださりありがとうございました

今回のお話しはいかがでしたでしょうか

もしよければ、感想やブクマ登録などしてくださると嬉しいです

これからもぜひ、この作品をお楽しみください!

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