一月ぅーは正月ぅーで酒が飲めるぞー。はい ! 酒が飲める飲めるぞぉー、酒が飲めるぞぉ。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「よっしゃ昨日の続きだ。小さな浮き桟橋をめぐる内火艇同士の争奪戦の開幕やっ」
「ちょっと何言ってんの、そんなんじゃ無いでしょうに。あっと、作者に聞きたいことあるんやけど」
「なにかな ? いきなりえせ関西弁なんか喋って」
「・・・。だからね、作者は上陸したの ? したとしたら何やってたのよ。まさか同期と飲みにー」
「あー勿論上陸したよ。えっ、同期と ? そんなの行くわけないじゃん。僕はいつだって単独先行だよ」
「そうだったわね作者はずっとボッチだったわね、ごめんね。それで一人で上陸してーああ、パチンコかぁ」
「うん、間違いではないけど僕がパチンコ以外必ず行く所があるんだよ」
「えっ、まさか綺麗なお姉さんが居る所とか」
「だから違うって、僕としては行けるんなら行きたかったけど流石に一人じゃ・・・ねぇ」
「冗談よ。あんたが一人で行ける訳ないわよ」
「ぐっ、分かってるならいいんだけどね。僕が必ず行く場所は本屋さんさ」
「本屋さん ? 何しに行くのよ」
「本屋さんだから本を買うために決まってる。こーゆー離島の小さな本屋さんには掘り出し物があるんだよ」
「掘り出し物 ? それってエロ本じゃないわよね ?」
「ばかな、わざわざ駄菓子屋と見まごうような小さな本屋さんにそんなのは無いよ。そして今回も見つけたんだ」
「へぇ、何を見つけたの ?」
「うん、エスパー魔美の単行本を見つけたんだ」
「あっ、それ私も見たことがあるわ。テントウムシコミックてぇやつでしょ」
「チッチッチ、それが違うんだ。多分初版本だと思う。その店でも三冊しか残ってなかったんだ」
「それってそんなに貴重な本なの ?」
「うん、何といってもその本はページを捲るとセル画が付いてたんだ」
「セル画 ? なんか怪しくなったわね」
「別に何も怪しくないぞっ」
「じゃあそのセル画に何が描かれてたのよ」
「もちろん魔美ちゃんの全裸だよ。いやぁ、これを採用した人は分かっているね」
「何考えてんのよっ、全裸をわざわざセル画でっ」
「なにって魔美ちゃんはただ絵のモデルになっているだけなんだからねっ」
「・・・昭和の犠牲者ってとこね」
「まあ兎に角、僕はホクホクしながら早めの内火艇で帰艦したよ」
「はいはい、よかったわね」
「あ、しまった。お酒のこと喋ってない」
「もう時間よ、また来週になるわね。それじゃあみんなー」
「「バイビーー」」
ガタンと終わりのフリップが落ちてくる。




