学校の怪談。
「3」「2」「1」「ドッカーン」
「わーい」「なぜなにじえいたい」
「一週間のご無沙汰でしたー、なぜじえ、はぁじまぁるよー。私は解説の和美お姉さんよ、そしてー」
「僕は護衛艦の妖精しまゆき君さ。なぜじえ? 勝手に縮めないでよお姉さん」
「だって長すぎよ、短くするのが海自の伝統なんだからもうなぜじえ、でいいじゃない? それよりも先週の続きを始めるわよ」
「う、うん、そうなんだけど……。ええい、じゃあ先週のき第一術科学校の怪談だったよね」
「ええ、ネットで見た怪談と作者が聞いた怪談を比べるのよ。まず最初は手旗男の怪ね」
「手旗男って、妖怪じゃないんだから……」
「幽霊なんだからそんなに変わらないわよ。作者は大砲の上に乗って手旗を振っている。と聞いたんだけど、どうやらマストの間違いだったみたいね。やっぱり手旗を振るならマストよね」
「大砲の方は又違う怪談だったんだね」
「そうね、どうやら混ざっちゃったみたいね。あと一緒だったのが夜中に行進する旧海軍の兵たちね。それと何か聞いたことがある気がするが、講堂の階段で転ぶ。てぇやつね」
「作者が知ってるのにネットでは紹介してなかった話もあるんだよね?」
「そうね、二つほどあるわ。一つは焼却炉での赤ん坊の泣き声で、もう一つは第一グラウンド横の松林に出る女性の幽霊が紹介されてなかったわね」
「赤ん坊の話は酷い話だけど実際にあったのかなぁ」
「さぁね、怪談だから……。でも元となる話はあったはずよ」
「だよね。松林の女の人も何十年もたっているのにずっと男の人を待っているのかなぁ」
「残留思念てぇやつかもしれないわね、本人はとっくに成仏してるのに思いだけが残ってるの」
「それも何か悲しいね」
「あーもう、しんみりしちゃったわね。今週はここまでにしましょうか」
「そうだね、少し早いけど。それじゃあみんなー」
「「バイビーー」」
ガタン、と終わりのフリップが落ちてくる。




