屋根裏部屋(番外編)
前振りです。
「シャモ~、シャモ~、おーい、シャモ~。学校から帰って来たと思ったのに、どこに行ったんだ?」
ガタガタ、バタバタ、ガシャン。ドタドタ。
「何、レイザーさん呼んだ?」
Tシャツ、短パン姿で、頭にタオルを巻いて、口にマスクを着け、ホコリまみれ、汗まみれのシャモがリビングにやって来た。
「シャモ、何してた、どこにいたらそんな格好になる?」
「ん?屋根裏部屋だよ。エドちゃんと一緒にお片付けしてるの」
「友達もいるんだ?近くに友達いないけど友達はどこ?」
「エドちゃんは、屋根裏部屋だよ、お片付け続行中だよ」
「何で、屋根裏部屋片付けてるの?」
「お小遣いをもらう為だよ。屋根裏部屋を片付けたら、お母さんが私と、エドちゃんにお小遣いくれるんだ」
「今まで、そんなことして稼いでだんだ、いくら欲しいの、お小遣いぐらい言ってくれれば、いくらでもあげるのに」
「ノン、ノン、ノン。それじゃダメ。リトルウッド子爵家の家訓”働かざる者食うべからず”自分が欲しい物は、自分で稼ぐの、そうしないとダメ人間になるんだよ」
「そ、そうか。シャモの実家しっかりしてるね。シャモは何か欲しい物がある?」
「今度、町内会で、夏祭りがあるでしょ。屋台の美味しい物をエドちゃんと制覇するんだ。そのために、お小遣い欲しいの。
用事がないなら、私、屋根裏部屋にもどるね」
バタバタバタ。
シャモは、屋根裏部屋に戻っていった。
今までシャモが、そんなことしていたとは知らなかった。
考えてみれば、母親の体操着とブルマ、祖父さんのエロ本、祖母さんのGカップブラも屋根裏部屋から発掘されていたな。
よし、シャモと友達の為に、美味しい物でも作るか。
◇◇◇
屋根裏部屋では・・・。
「なんだろこれ?、何に使うんだろ?。棒?」
「見て見てスイッチあるよ」
ポチ。
「わ!動いた。うにゅうにゅ動いてる、何これ?何だか気持ち悪いね。捨てよう」
「動くから使えそうだけど、いいのかな捨てて?」
「段ボウルにウーロン用て書いてある。お母さんウーロン用て書いてあるのは捨てていいって言ってたから、捨てよう」
うにょうにょ動く棒を、破棄の袋の中に入れた。
キラン!
屋根裏部屋の奥の方に、光る何かがある。
「何だろ、あれ?」
「何だろ?。出してみる」
「出してみよう」
シャモと友達は、屋根裏部屋の奥の方にある、大人の身長ほどの、平らな段ボウルに包まれた何かを、引きずり出した。
段ボウルの一部が破れ、光っている。
シャモと友達は、ゆっくり平らな段ボールに包まれた何かを床に置いて、そっと段ボウルを開いてみた。
そこには、装飾もなにもない、シンプルな鏡がある。
「鏡だ」
「鏡だね」
シャモと友達は鏡をのぞき込んだ。
そこには、ホコリまみれ、汗まみれのシャモと友達が写っている。
「保留かな、傷もないし、また段ボールに包んでおこう。お母さんに今度聞いてみよう」
「うん」
シャモと友達は、大きな鏡を丁寧に段ボウルに包みなおした。
段ボールの蓋を閉める前に、何かが写ったがシャモと友達は気付かない。
シャモと友達は、少しずつ屋根裏部屋の整理を進めていく。
美しい物、怪しい物、如何わしい物まで、屋根裏部屋に掘り出し物があるのか、ガラクタばかりなのか・・・。続く。
白河・DG・夜舟より頂きました。屋根裏部屋片付け中のシャモ。
次から新章。エドちゃん大活躍予定。




