男はみんな大きい胸がお好き?
可愛いシャモ
「おーい、おーい、シャモ。友達も、一旦こっちに来て、マジで早く」
「あっ!レイザーさんだ。どうしたの」
シャモは、顔を少し赤くして、ぶるんぶるん駆けてくる。
友達も同じく、ぶるんぶるん。
シャモは俺の前に来て、胸を張った。
ここは、人通りの多い、ショッピング街の歩道。
俺は、シャモ達の目撃情報を、従業員から聞き、馬車に乗って探していた。
「二人とも、馬車に乗ろうか、早く、一秒でも早く」
俺は二人を無理やり馬車に乗せ、走り出した。
シャモと友達は横並びで座り、俺はシャモと友達の前に一人で座っている。
シャモも友達もしゃべらない。無言で自信たっぷりに胸を張る。
「ん-。いっぱい突っ込みどころはあるけど、どこから突っ込めばいい。爆乳コンビ、何その胸」
シャモと友達は、体にぴったりフィットしたタイトニットを来て、胸が爆乳。細身の子ども体型にGカップ爆乳になっている。
「何、今回は、どうした、何で爆乳になった」
「ん~と。牛乳飲んだら大きくなったんだよね~」
「・・・。」
シャモはしれっと、言いはなち、俺と目を合わせない。
「そんな訳あるか!正直に言いなさい」
「・・・屋根裏部屋で、エッチな雑誌見たの」
消え入りそうな声で、友達が白状した。
「エドちゃん。言っちゃだめって約束したじゃん」
シャモが、友達を攻めている。
「コラ!シャモ、嘘ついたらダメだろ。しかもすぐばれる嘘。
友達ごめんね。シャモに付き合わせて、恥ずかしかったよね」
友達はキョトンとして
「・・・恥ずかしくはありません。でも重いから疲れました」
「そうなんだ。友達は恥ずかしくないんだ・・・。シャモは恥ずかしかった?」
シャモもキョトン顔で
「何で恥ずかしいの?みんな私達に注目してたよ。重くて肩がこるけど、女の魅力爆上がり!ってエロイ雑誌に書いてあったよ。爆乳てみんな好きでしょ」
「あー。そうかー。ん~。爆乳が好きかどうかは人によるかな。
ところで、その胸、何入ってる?どうやって固定してる?」
俺は、シャモの胸をつついた。めっちゃ硬い。
「きゃ!エッチ!女の子に、かってに触っちゃダメなんだよ」
シャモは爆乳を腕で覆ったが、胸がデカすぎて腕が回っていない。
「ごめん、ごめん。で、何が入ってる?」
「メロンだよ」
タイトニットをたくし上げ、真っ赤で大きなブラジャーからメロンを取り出したシャモ。
「げ!真っ赤なブラ!・・・。メロン、そ、それは重かったね」
俺は、シャモから生暖かいメロンを二つ受け取った。
「あああ、友達は取り出さなくていいよ。うん。家に帰ってから取り出そうね」
「で、そのデカい真っ赤なブラジャーはどこで手に入れた?」
「屋根裏部屋のエロイ雑誌と一緒に段ボールに入ってたの。段ボールにウーロン用て書いてたよ。お母さんに使っていいか聞いたOkもらったよ」
「ウーロン・・・。ハ~、じいさん何やってんだよ。そういえば、ばあさん爆乳だったな~。
母さん、あの人ぜったい面白がってる」
俺は、頭を抱えた。
「レイザーさんは、大きな胸好きじゃないの?」
シャモは、きゅるん目で訴えてきた。
「え!俺。あー、え~と、ん~、ま~、好きだよ」
「ごめんね、友達耳塞いで」
友達は素直に、両耳を手で塞いだ。
「男は胸が大きい方が好きな奴が多い、確かに俺も大きい方が好きだけど。それより、俺は好きな女の子の胸の方がいい。シャモの小胸も好きだよ。そのうち大きくなるだろうし、シャモが成人したら俺が大きくさせるから」
「でも・・・。今すぐ胸大きくなりたい」
「それは、俺を誘惑してるんじゃないよね。うん。その顔は違うな。あー、わかった。俺が何とかするから、揉む以外で。だから、胸にメロンを入れて歩かないでな」
◇◇◇
「さて、困った。ブラジャー・・・。本当の管轄外、でもないのか」
どこに相談に行く、縫製工場のゲン工場長か。ゲン工場長、ブラジャー制作も頼べばできない事はないだろうが、親父の昔からの連れに、俺の婚約者のブラジャー作ってくれって頼めないよなー。
だったら、化粧品会社のエリザ社長か、でもなー、ここもブラジャー扱ってないもんなー。制作できたとしても、美魔女の集団に囲まれてブラジャーの話なんて俺が耐えれない。
「んー。どうしようか」
「あら、深刻な顔して、何悩んでるの」
俺が夜、リビングでブラジャーの事を悩んでいたら、仕事から帰って来た母親から声をかけられた。
「・・・。」
俺はジト目で、母親を睨んでいる。
「まあ怖い顔して何。シャモちゃんの事、聞いたわよ、自作の爆乳で街中を歩いたんですって。本当かわいい。シャモちゃん最高。私の想像の斜め上を、見事に飛び越えていくわ」
母親は上機嫌で、冷蔵庫からビールを取り出し飲んでいる。
「誰のせいでこうなったと思ってるんだ。何で、Gカップブラジャーの使用をOk出したのさ」
「だって、面白そうじゃない。政府も推奨してるのよ、いろんな事を子供のうちに経験させろって、レイザーも知ってるでしょ」
「そりゃ知ってるけど、あれだろ、魔術の開花期間は20歳まで、20歳過ぎたら魔術は開花しない。
しかも、その子の魔術とぴったり合った条件をクリアしないと、魔術は開花しない。
魔術を開花させる方法がわからないから、ほとんどの人間か魔術が使えないし、魔術を開花させた人間は貴重だ。
色々な人間と交流のある俺でも、実際に魔術を使える人間に合ったのは3人だけだ。
だからって、シャモに赤いブルマの体操着や、真っ赤なGカップブラジャーは違うだろ」
「そう?魔術が開花する条件なんて誰もわからないじゃない。何でも経験よ。シャモちゃんの嫌がる事はさせてないわ。どちらかと言うと応援しているわ。それより何にレイザーは悩んでるの?」
「母さんのせいで、シャモにブラジャーを作らないといけないんだけど、相談する相手がいないんだよ」
「あら、そうね~。そういう事なら、私の専属下着メーカーのドーラを紹介するわよ。事前に連絡しておくから、明日行ってきなさい」
母親は、早速、伝言魔鳩を取り出し、窓から放った。
◇◇◇
「マジかー。俺19歳男ぞ。ハ~、母さんにやられた~」
俺は、今、貴族街にある貴族御用達、下着専門店前に来ている。
ショーウィンドーには、フリフリのランジェリーを着用したマネキンが飾られ、ガラス扉の店の中には、ザ・貴族の奥様、お嬢様がランジェリーを選んでいる。
「この中に一人で入って行く勇気、俺にはないぞ」
俺が、引き返そうと踵を返したら、店のガラス扉が開き、中から高身長の女性?男性が出て来た。
「あなた、アニソン商会のレイザーさん?奥様からあなたが来る連絡を受けたわ、待ってたの。さあ、いらっしゃい」
艶やかに輝く金髪、短髪。身長は180cmほどで俺より高い。体型は細身、グレイのタートルネックのニットと、タイトな黒のズボンをはいて、体のラインが強調されている。顔は、ナチュラルメイクを施し唇だけプルルンピンク。見た目は、兵庫県にある宝〇歌劇団の男役にしか見えない。が、声がやけに低く、あそこがもっこりしている。俺は2度見してしまった。
俺は、下着専門店に招き入れられ、奥の応接室に通された。
「はじめまして、私はドーラ。うふふ。男よ。そんなに硬くならないで、取って食べたりしないわ。
私、下着のデザイナーなの。今日は、婚約者のブラジャーを買いに来たんでしょ。婚約者は一緒に来てないの?」
ドーラさんは、琥珀色の紅茶を俺に差し出しながら質問した。
俺は、動揺を隠すように、琥珀色の紅茶を一口飲み、深呼吸。はちみつの香りが鼻に抜ける甘めの紅茶。旨いな。
「はい、今回は、相談があって来ました。胸を寄せて上げるブラを作って欲しいんです」
俺は思い出していた。前世の俺が子供の頃、TVで見た衝撃的な映像を。
細身の裸の女性が胸を両手で隠しながら、”♪よせてあげて~もおっとあ~げる”のおじさんが歌う歌声と共に、自分の胸を寄せて上げて、胸の谷間を作っていたブラジャーのCMを。
小さい頃の俺は、マジかー、こんなCMを全国放送で流していいんだーと思いながら、TVに、かぶりついて見ていた。その後、ねーちゃんがそのブラを買ったので、興味本位でどんなものか装着したことがある。
前世の俺は、変態ではない。子供の好奇心だ。
「?。寄せて上げるブラ?」
「はい、胸が小さい女性でも、ブラジャーの形状で谷間ができるブラジャーです」
「そう、何であなたがブラジャーに詳しいのか検索はしないけど。ブラジャーの形状を詳しく教えなさい」
俺は、ここでも、ドーラさん、裁縫師の皆さんに囲まれ、ねほりはほり聞かれた。
「いい時間だったわ、創作意欲が湧くわ。試作品を作ったら連絡するわね。あなた一人で来なさい」
ぐったりした俺は、馬車の窓から降り注ぐ夕日に目を細めながら、馬車に揺られて帰路に就いた。
俺は数日後、寄せて上げるブラジャーの試作品の出来上がりの連絡を受け、下着専門店にお邪魔したら、とんでもない事になった。
ドーラさん、裁縫師の皆さんは、俺のブラジャーの試作品を作っていた。
「何で、俺のブラジャーなんですか。俺にそんな趣味はないですよ」
「あなたに、ブラジャーの試作品を見てもらいたいけど、試着するのは女性よ、ブラジャー姿の若い女性の谷間を直視できるの?実際、胸を手で寄せて上げてブラに入れ込むのよ。冷静に評価できるのから?婚約者さん泣くわよ」
「・・・・。」
俺の顔は真っ赤だ。
実際に、胸ぺちゃの俺に付けて、どれだけ谷間ができるか試したいらしい。
俺は問答無用で、上半身を剥かれ、俺の体型に合わせたブラジャーを装着させられた。
「おおお!。凄い、男性でも、少しだけど谷間ができるのね」「Aカップ(-)ぐらいあるんじゃないかしら」「このブラは、小胸の女性に朗報だわ」
その後、散々、胸を寄せて上げられ、メジャーで測定され、女性の胸への執着の恐ろしさを知った。
◇◇◇
「凄い、レイザーさん。見て見て。私の胸に谷間ができてる」
俺は、シャモと一緒に、下着専門店に来ている。
シャモは、奥の更衣室で、完成した寄せて上げるブラ”天使のブラ”を付けて、大はしゃぎ。
ブラジャー状態で、更衣室から出て来て、初めてできた胸の谷間を俺に見せている。
「うん、うん、わかったから、わかったから、早く、更衣室戻って、上着着て」
俺は、シャモを直視できない。シャモの背中を押して更衣室に押し入れた。
「「「クスクス」」」
後ろの方で、店員の笑い声が聞こえる。
俺の顔も、耳も真っ赤だ。
「どう、お気に召したかしら。かわいい子ねシャモちゃん、大事にしなさいよ」
ドーラさんに、背中をはたかれ、天使のブラを付け、タイトニットを着たシャモと一緒に店を出た。
俺の横を歩いているシャモ。
シャモを上から見ると、ぺったんこだったシャモの小胸が、心なしかふっくらしている。
シャモが俺の視線に気づいて顔を上げた
「なに?レイザーさん」
ビク!
「何でもないよ」
俺は、シャモの手を取り、ゆっくり歩いた。
白河・DG・夜舟より頂きました。爆乳の正体。
エロイ?エロくないよ。健全だよ。
今回の連載は、1話4000字前後を目指して書いています。




