表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者は守銭奴!  作者: 猫田33


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/32

むかしむかしのお話です

遠いむかしの話。


ある谷に大きなドラゴンが住んでいた。大人5人が軽々乗れるくらいの大きなドラゴン。


そのドラゴンの住処には金銀財宝があると言い伝えられていた。そのため谷には、それを狙うありとあらゆるものたちが狙っていた。


ドラゴンは強かったので不届きものは簡単に倒され。次の日村の近くで気絶した不届きものが発見されることが多かった。


だがある日を境にしてドラゴンが近隣の村を襲撃しだした。次々村が襲撃されプーカ村も同じ運命を辿るかと思った。


しかし、エルフ達が現れドラゴンを深い眠りに落とした。

村人は、助かったことを喜んだ。聞くとエルフの住む一部の森が焼かれ最終手段を使ったらしい。


だが去り際にエルフの長はいい残した。


「我々は、人間ではなく焼かれて苦しむ木々のために行動した。こうなった原因は、ドラゴンを狙うものがいると知りそのままにしたあなたがたが悪い。今後は、あなた達が不届きものをとめるのです」


それからプーカ村では、怪しい動きをするものやドラゴンについて詮索するものを阻んできた。


「だから私達は、教えを守り口封じしようとした。今回は頭の男がいたからその人物が死ねば、恐れをなして逃げ帰るだろうと襲撃した。これで全部だ」


「なるほど、一理あります。それで?襲撃しましたが私達をどうするつもりですか」


「寝ているときならばともかく起きている状態でできるとは思ってません。…はぁ、また過去の悲劇が繰り返されるのだろうか」


村人は、下を向いてどよーんとした雰囲気になった。ただ村人達は一つ勘違いしている。


「私達は、ドラゴンではなく。エルフに用があるので皆さんが恐れているような事態にはならないと思いますよ」


「エルフですか…?」


意外だったらしく戸惑いの表情を浮かべている。


「えぇ、私達の中に回復魔法を使う人物がおります。エルフの杖は、最高品質だと聞いたことがありここまできました」


「ドラゴンの金銀財宝に興味がないと?」


「はい、私は商人です。世の中関わっては、いけないものがあることを存じております。ドラゴンの宝にしてもまた同じかと」


好き好んで面倒ごとに突っ込むかよ。バァーカ!面倒ごとは、魔王討伐だけで充分だ。


「ですからエルフの場所を教えていただければいいんです」


「わかりました。でも、我々もエルフの詳しい居場所まではわからんのです」


使えないなこいつら。


「小さいことでもいいのです」


「そういえばドラゴンが寝てるか見張るって聞いたから。もしかしらドラゴンの谷の近くの森かもしれないね」


細君が思い出したように言った。


なら行く場所は谷の近くの森か‥‥。


「森の場所がわからんだろう。うちの若い衆から一人案内役を出そう」


「それはありがたいですね。お願いします」


案内役というより見張り役の意味合いが強いだろうな。どんなのよこすつもりだか。


「案内役は、明日の朝までに決めますから部屋に戻ってお休みください」


「そうさせていただきたいところですが私達が寝ていた部屋には‥‥」


「あぁ、襲撃させたものたちが転がっていると?それに関しては今戻ってきたようなので大丈夫ですよ」


村長の目線の先には縛り付けていたはずの男達が、フラフラ歩いていた。


「そのようですね。では皆様お休みなさいませ」


「お休み~」


「すまんがこれだけは答えてくれないか。あんたはなにもんだ」


いまさらな質問だな。


「私はただの商人兼勇者ですよ」

本日の収入

エルフの住処   約弐十円

ドラゴンの住処  約弐十五円


本日の出費

エレキテル発生機 約壱円

枯らした花代   約十銭

クラッカー    五十銭


本日の稼ぎ

約四十三円と四十銭


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ