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タバコ屋で働く学生のお話  作者: 竹子


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三十八本目

今日、俺は雫に告白する。


もう抑えきれない。雫のことが好きだ。やっと気づいた。いてくれて嬉しい人が「好きな人」なんじゃない。失って、この世が終わるほど悲しい人が、俺にとっての「好きな人」なんだ。

今までずっと、なんだかんだで雫に支えられてきた。自分で言うのは恥ずかしいが、今までの言動からの推測から、雫も俺のことを好きでいてくれているはずだ。だとしたら、男の俺からガツンと決めてやる。告白なんてしたことないけど、知らないなりに全力でぶつかるしかない。

気合を入れてデートの予定を立てた。来週の金、土、日のどこかで会えるか聞くと、土曜に会えることになった。行き先は遊園地。

雫とは夜に飲みに行くことはあっても、朝からシラフで会うことはなかなかない。俺は、自分でも引くほど緊張していた。


そして金曜の夜。

緊張のあまり一睡もできず、気づけば夜中の3時に缶チューハイを開けていた。それが引き金だった。一本でやめるつもりが、動画サイトを眺めながらダラダラと飲み続け、まさかの朝7時まで深酒をしてしまった。あと2時間後には家を出なきゃいけない。

最悪だ。終わった……。

そう絶望しながら眠りに落ちる直前、スマホが震えた。雫からだった。

『今の今まで1人で飲んでて、今から寝るから、15時集合でもいいかな……?』

「……ふっ、ははは!」

思わず笑いが漏れた。あまりに行動が似すぎていて、呆れるのを通り越して愛おしくなった。俺は『了解!』とだけ打ち、吸い込まれるように意識を手放した。

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起きたら18時だった。

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