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魔眼の幻創術師 ~勇者パーティに見捨てられた三流幻術師は真の力に目覚めて世界を翻弄する~  作者: 結城 からく


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第45話 殴り込み

 三人組となった俺達は、さっそく青炎の魔王の討伐に向かうことにした。

 本来なら連携等の確認や事前準備を整えてから赴くべきだろう。

 しかし時間をかけた場合、魔王ルイズが動き出したことを察知される可能性がある。

 下手に警戒されてしまうより、速度重視で攻め込むのが良いと判断したのだ。

 何より俺達自身の気持ちが速攻を望んでいた。


 脳筋のノアは悠長な作戦を拒んだ。

 復讐心に燃えるルイズは即断を強く主張した。

 俺も効率的な面から二人に賛成した。


 ノアが仲間になった当初はもう少し慎重派だった。

 世界の状態が分からない上、敵となる魔王の戦力も不明だったからだ。


 現在は違う。

 記憶の強奪によって現代の事情はそれなりに把握した。

 魔王ルイズの加入により、総合的な戦闘能力は劇的に向上している。

 元より真っ向勝負でも負けない布陣だったが、これでより盤石な形となった。

 だから過激な行動を取ることに決めたのだった。


 ひとまず転移扉にて白い部屋に移動する。

 荒野の居住区には結界を張ってある。

 万が一にも他の魔王軍から攻撃されたり、人質にされないようにしていた。

 いつでも駆け付けられるように細工は施してあるので、よほどの事態が起きない限りは無事に過ごせるはずだ。


 白い部屋を経由して俺達が向かった先は魔帝国だった。

 ここは青炎の魔王の支配する国である。

 元は人間が支配する帝国を、青炎の魔王が侵略戦争の果てに乗っ取ったのだ。


 魔帝国では人間が問答無用で奴隷身分で、魔族が自由に暮らしている。

 あらゆる行動に制限のかからない実質的な無法地帯だ。


 そんな彼らの中で唯一にして絶対の法則は弱肉強食である。

 弱き者は挫かれて、強き者が闊歩する。

 その頂点に君臨するのが青炎の魔王というわけだ。


「気に入らんな」


 遠くに帝都を望みながら、魔王ルイズは不機嫌そうに呟く。

 ここは山の只中だ。

 ちょっとした岩場から遥か先に霞む帝都を観察している。


 いきなり帝都内に飛び込むのではなく、目視できる位置に転移するのが利口だと判断したのだった。

 俺達三人にとって、これくらいの距離は存在しないようなものである。

 したがって何の支障もなかった。


 今から俺達は首都に殴り込む。

 ただ圧倒的な暴力で蹂躙し、支配者である青炎の魔王をぶっ潰す。

 別に難しい話ではない。

 彼らがこの国を乗っ取った時のように、単純な力で捻じ伏せてやるだけである。

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