第34話 捕まりそう
ショーンは無線を使い、管制塔と交信した。
グレーの男たちは宇宙船の周りを囲んでいる。
「外に出るしかないらしい。みんな出よう」とショーン。
「武器はどうする?」
「誤解を招く恐れがある。武器は置いておこう」
「ちいたん。怖い?」キューが言った。
「うん....少し怖い」
「大丈夫さ。行こう。ちいたん」
「じゃあ、ハッチを開けるぞ」ショーンが言った。
ショーンはハッチを開けた。
防護服を着た男たちが入ってきた。グレーの男たちは見守っている。
防護服の連中はショーンたちみんなを探知機のような物で、体の周りを調べている。
「な、なんだ!」コングが慌てている。
探知機の検査が終わると、防護服の男はハッチから出ていった。
今度はグレーの男たちが入ってきた。かなりの大男たちだ。
「我々の星は香りの悪い者は、罰せられる事になっている。あなたたちは全員、匂いが悪い。留置所に入ってもらう」
「なんだと!留置所だと!」コングが大声をあげた。
「やっぱりしばらく風呂に入ってないのが、いけなかったか」ジルが言った。
グレーの男たちは手錠を出した。
「おとなしくするんだ」
「コング!一暴れしようぜ!」ショーンが言った。
「やっと暴れられるぜ!」
コングはグレーの男を投げ飛ばした。グレーの男はハッチから、落ちていった。
ジルはグレーの男の足に弓矢を放った。
「うお!」グレーの男たちは3人の足に弓矢が刺さった。
また、コングがその男たちをハッチから投げ飛ばして降ろした。
「場所を変える!ここを出るぞ。みんな!」
ショーンは男たちを全員降ろしたので、宇宙船の出力を上げ、飛び立った。
「うわ!」みんなは急にコマンダーが動いたので、宇宙船の中で転がった。
ショーンは急発進で、コマンダーX10を最大出力で逃げ切った。
みんなは急いで、座席に座った。
「どこ行くの?ショーンさん」キューが言った。
「分かるもんか!ガニラデのナビなんか登録されてないからね!」
「追ってはきている?」
「いや。来てないと思う」
「どうする?このまま帰るか?」とコング。
「バカな。せっかく来たのに。何が何でも、香りのMINKUを捕まえないと」
「ショーン。向こうに町らしき明かりが見える。ここらへんに宇宙船を隠して、行ってみないか?」とジル。
「たしかに、町のようだな。よし。あたりは草木が多い。着陸するか」
ショーンは夜の草木のなか、コマンダーX10を着陸させた。
「本当に追ってはきてない?」キューが不安そうに聞いた。
「大丈夫だ。レーダー反応はない」
「よし。みんなは武器を持って、外に出てみよう」
ショーンたちはケージのMINKUたちを残して、外に出た。




