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MINKU エピソード2 SPACE MINKU  作者: 榊 直 (さかき ただし)
7章 香りのMINKUと焙煎人その2
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第35話 猛獣たち

 「ポルサは?」ちいが言った。


 「残って、ケージのMINKUを見守るらしい。ジルも見張りで残ってもらった。無線でやりとりする」


ショーンたちは身を低くして、草木の中を進んだ。町の明かりが見える。


 「ん?何か光ったような...」キューが言った。


「どうした?」とコング。


「向こうになにかいるよ」


「全体、止まろう。たしかに、なにかに囲まれているような...」


何かが、突進してきた!


「うわ!なんだこれは!」


「トラ?ライオン?」


猛獣のような動物が襲いかかってきた。


「ちいたん!こっちへ!」キューが叫んだ。


ショーンはレーザーガンを構えた。


コングはマスターブレードで猛獣をぶった斬った。


猛獣は真っ二つになり、息絶えた。


「まだうようよいるぞ」


「魔女さん、魔女さん」ちいは魔女を呼び出そうとした。


「だめ!反応ないわ!」


「魔女の星から遠すぎるんだよ!」とキュー。


ショーンはレーザーガンを連射した。


猛獣たちがよろめいている。


「見てろよ!」


キューは力を込め、ありったけの力で風の魔法を使った。


竜巻が発生し、猛獣たちは逃げ回った。


「よし!今のうちに町の方へ逃げよう。全速力!」とショーン。


ショーン、コング、ちい、キューの四人は駆け足で町へ向かった。


「は~。は~。なんだあの猛獣は」


「ガニラデの星はモンスターも多いらしい」とショーン。


「俺らは用心棒だからな」とコング。


ショーンたちは町の中を歩いた。


「まずは宿探しだな。もうすっかり暗い」とコング。


「この星のお金、どうするの?持ってないでしょう?」とちい。


「考えがある。ダイヤモンドと金を持っているんだ。こいつを売ろうと思っている」とショーン。


「では、買取店を探さなきゃ」


「その前にお風呂入った方がいいかも。ここは香りを重視してる星らしいよ」とキュー。


「そうだな。通報されても困る」


「あそこに川があるよ」


「よし。そこで体を洗おう。石鹸は持っている」とショーン。


ショーンたちは順番に川で体をキレイにした。


「よし。頭も洗ったね?これでよし。良い香りがすると思うよ」ショーンが言った。


「服が臭うが...」


「それはしょうがない。いずれ着替えるさ」


「ねえ、ポルサは連れてきたほうが良くなかった?香りのMINKUの事、僕ら知らないよ」


「そうだな。先導が必要だった。ミスったな。こりゃ」とショーン。


「無線で話してみよう」


ショーンは無線で、ジルに交信した。


[こちらは猛獣のようなやつらと格闘した後だ。急に宇宙船のハッチを開けていたら、襲われた」


[大丈夫か?怪我はないか?]


「大丈夫だ。俺の弓とポルサの剣で、片付けた」


[ポルサがいないと、香りのMINKUがどこにいるか分からない。ジルもこっちへ来たら?宇宙船のハッチを閉めておけば、MINKUたちのケージは大丈夫だろう」


[分かった。そちらに向かう]


「ジルとポルサがこっちへ向かっているよ」とショーン。





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