第33話 惑星ガニメデ
コマンダーX10は惑星ガニメデへ向けて、飛行していた。
ショーンはイライラして、落ち着かない様子だった。
「どうした?ショーン。何かあったか?」コングが聞いた。
「アシュタールが送ったMINKUハンターが先に惑星ガニメデへ到着したらしい。先をこされた」
「彼らも早いな。俺達もすぐ来たのに」とジル。
「ところで、ガニメデってどんな星なの?」とキュー。
「さあな。行ったことないからな」とショーン。
「とても、匂いに敏感な星...」ポルサが言った。
「ポルサ!行ったことあるの?」ちいが言った。
「行ったことはない...意識だけ飛ばせる...景色は見れる...」
「なんと!超能力か何かだね」
「香りのMINKUがいるから...MINKUいる星だけ見れる...」
「そういうことか!」ショーンが頷いた。
「どういう景色が見える?」ちいが言った。
「とても曇っている...霧が立ち込めている...皆はひどく怯えている...」
「なんか陰気臭そうな星だな」キューが言った。
「よし。みんな。あと少しでガニメデに着くぞ。スピードアップする。またシートベルトを付けてくれ」
ショーンは宇宙船のスピードを上げた。
ショーンは焦っていた。MINKUハンターに香りのMINKUを横取りされるのではないかと思っていた。
惑星ガニメデ
キューたちは窓からその星を見ていた。
ちいも見ていた。テレビなどで見る地球などの惑星とは違う。
雷雲が立ち込めている。雲が大きく渦を巻き、黒い大陸が見えた。
「あれがガニメデ...」ちいは眺めた。
「よし。着陸する。大気圏に突入する。ちょっと揺れるよ」
コマンダーX10は大気圏を下降した。
雲の中を通過した。雷が走った。
「うわ!感電しそう!」キューはビクビクした。
「さて、どこに着陸するか。着陸シグナルを発信してみる」
「着陸シグナル?」ちいが不思議がった。
「空港に許可を取るシグナルさ。やっぱり空港が出来たらいいからね」
ショーンの宇宙船コマンダーX10は空中で旋回し、シグナルの返答を待った。
「お!応答があったぞ!」ショーンが叫んだ。
「空港への飛行ルートをキャッチした。これで空港に着陸できる!」
ショーンは指示されたルートを飛行した。
滑走路が見えてきた。
滑走路は霧でよく見えなかったが、ライトが点滅していて、着陸する事ができた。
コマンダーX10は車輪を出し、滑走路に着地した。
「よし。着陸成功だ」
グレーの作業着を着た男たちが宇宙船を取り囲んだ。
「怖い。大丈夫なの?」ちいが怖がった。




