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MINKU エピソード2 SPACE MINKU  作者: 榊 直 (さかき ただし)
6章 香りのMINKUと焙煎人
32/33

第32話 宇宙港

巨大な建造物が見えてきた。宇宙港だ。


 「みんな、シートベルトを外してもいいよ。もうすぐ宇宙港だ」


「でかいな。あれが宇宙港...」ジルが呟いた。


「すでに並んでいるな。順番だからな」ショーンが言った。


宇宙港の前に、さまざまな宇宙船が順番待ちしていた。


コマンダーX10も列に並んだ。

ショーンは宇宙港の職員と通信し、手続きをした。


 「5番目だ。すぐに順番が来るだろう」


 皆は宇宙船の窓から宇宙港を眺めている。

小型宇宙船、大型宇宙船、さまざまな宇宙船が順番を待っていた。

挿絵(By みてみん)

 「なんか怖くなってきたよ」キューが怯えた。


「大丈夫なんだろうな?このワープ。危険はないか?」コングが言った。


「問題ない。よっぽど事がなければ。宇宙船のワープ機能よりずっと安全さ」


一時間ほど待機して、ショーンたちの順番が来た。


「いよいよだ。みんな、リラックスしてくれ。不安なのは良くない。あと動かないで」


「怖いよ~」キューは泣きそうだ。


宇宙港の光が消えた。


コマンダーX10は着地し、いろいろなレーザーが宇宙船のまわりに当てられた。


「よし。みんな目を閉じて」ショーンが言った。


その時、ガツンとした衝撃が起こり、体が震えた。


体が圧縮されるような感覚があり、頭がくらくらした。


挿絵(By みてみん)

________________________


シーンとなる船内。


キューは意識が戻った。


「みんな....大丈夫?」


「成功したのか....」コングが目を覚ました。


船内の電気が点いた。


「みんな、自分の体を見てくれ。ちゃんと転送されているか」ショーンが言った。


皆はキョロキョロと見回して、確認した。


「俺はMINKUたちを確認してくる」ショーンはゲージの貨物室に向かった。


「ここも宇宙港なのか?」コングは窓を見た。


「たくさんの宇宙船がいる。ここも出口の宇宙港じゃない?」キューも窓を見た。


「そうさ。ここも宇宙港。250万光年先の」ショーンが貨物室から戻り言った。


「MINKUたち、無事だった。みんなも大丈夫そうだな。転送完了の手続きをするよ」


「ちいたん。大丈夫?疲れてない?」とキュー。


「うん。ワープなんてはじめて。映画みたい...」


「よし。手続きを終えた。惑星ガニメデへ急ごう」


ショーンは宇宙船の機能チェックを済まし、惑星ガニメデへの方位を定めた。


「みんな、もう一度シートベルトを付けてくれ」


「よし。センサーには不審な船はいない。このまま行くぞ」


コマンダーX10は加速した。惑星ガニメデを目指して。


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