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MINKU エピソード2 SPACE MINKU  作者: 榊 直 (さかき ただし)
6章 香りのMINKUと焙煎人
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第31話 もうすぐ到着

挿絵(By みてみん)




宇宙船コマンダーX10は高速で飛行し続けた。


「一晩経てば、宇宙港に着く。みんな狭いが休んでくれ。眠れるかな?」


 「ショーンさんはどうするの?」ちいが言った。


「自動操縦を時々チェックして、操縦する」


「では、悪いが休ませてもらうぞ」とコング。


「ちいたん。簡易寝袋があるよ。ほら」


「うん。ありがとう。ポルサ。おいで」


ポルサはちいのそばで休んだ。


コマンダーは飛行し続ける。宇宙港を目指して。



キューはしばらく寝て、目が覚めた。

コングとジルはもう起きていて、操縦席でショーンと話していた。

 ちいはポルサと寝ていたが、目が覚めたようだ。


 「ちいたん。目が覚めたようだね」


「キュー...着いたの?宇宙港」


「まだ分からない。僕も起きたばっかりだ」


「キュー君。ちいさん。おはよう。もう宇宙港に着くよ」とショーン。


 「今のうちにコーヒーを飲もうぜ」とコング。


「モーニングコーヒーか。いいね」ジルはコーヒーを準備しだした。

挿絵(By みてみん)


「宇宙港は混んでいて、少し待つかもしれないんだ」


ジルはコーヒーを淹れだした。原種MINKUがパタパタと船内を飛んでいる。


「よし。宇宙港に着く前に朝食とコーヒーにしよう。保存乾燥パンをオーブンで焼ける」


「コーヒーが入ったぞ」ジルがみんなの分をカップに分けた。


保存乾燥パンもすぐ焼けた。


皆はパンとコーヒーを楽しんだ。


「うん。このパン美味しいね。コーヒーも最高!」キューが喜んだ。


「MINKUたちがいるから、コーヒーは別格だな」とジル。




「なあ。ショーン。なんで宇宙船の機能のワープより、宇宙港の方がいいんだ?」コングが尋ねた。


「まず、エネルギーがかなりいるんだ。都市一個レベルだ。あと、物体をデジタル信号に変換し、現地で再生する方式だから、転送先がちゃんとあったほうが安全なんだ。転送先に物体がもしあったら、クラッシュするぜ」


「それは怖いね」とキュー。


「そう。だからちゃんと宇宙港でワープしたほうがいいんだ。結構料金もするんだぜ」


「ワープしたあとはすぐ、ガニメデに着くのか?」


「ああ。すぐ着くさ」


「よし。朝食はここまでだ。少し速度を上げる。みんな、またシートベルトを付けてくれ」


「分かった」皆は、席に着き、シートベルトを締めた。


「MINKUたちもケージに入るんだ」とショーン。


剣MINKUのポルサは原種MINKUを抱え、ケージに入った。


ショーンはスロットルを上げ、速度を速めた。


かなたに宇宙港らしきものが見えてきた。


とても巨大だった。

挿絵(By みてみん)


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