書くか、戻るか。
小説を書き始める前に、決めたことがありました。
・一日一話は書く
・PV数(読まれた数)や評価は気にしない
・必ず完結させる
この三点です。
一つ目は難しいことではありません。
なにせ私は予定さえ無ければ24時間家にいられます。忙しい時間といえば愛猫に向けて猫じゃらしを振り回している時くらいです。
二つ目、これに関しては気の持ちようです。
もちろん誰かに見てもらって、評価してもらえるならこんな嬉しいことはありませんが、それでも小説を書き始めたのは「私が読みたいものを、私が作りたい」からです。
極論、誰にも読んでもらえなくたって、自分で読んで幸せになれればそれでいいのです。
三つ目。これが大問題でした。
前回書いたように、私が書き上げてきた「面白いはずの物語」は、当の本人が読むのもキツいほどつまらなかったのです。
嘘だろ?と思いました。声にすら出ました。
完結させるのはいいが、第一話から読み直せないくらいつまらない物が出来上がるのは、ちょっと……さすがに話が違うのでは……。
この時点で、選択は二つ。
最初に決めた通り、このまま書き通してしまうか。
それともまだ話数も少ない内に、一から書き直すか。
結果から言うと書き直しました。
問題なさそうなところはコピペして、それ以外のところは書き直していく作業を今は行っています。
序盤だけがどうしてもつまらない自覚はあります。一番肝心なここを面白く出来ないのはひとえに実力不足というものです。
そんな作業の中でも「やっぱりああしておけばよかった」は繰り返し出てきますが、やり直しは一度までと決めました。
この後はもうどうなろうと最後まで書き通す予定です。
何度も書き直していると完結しないままいつかポッキリ折れて、萎えてやめる未来が見えます。
いつか物語が完結した後で、今度こそ自分で読んで面白いと思える作品に書き直せたらいいな。
それが今の目標です。
一発目から長編に挑むという(恐らく初心者に一番ありがちな)無茶をかましていますが、もし完成させられたならその頃には何かしらの実力も伸びているんじゃないかと。
話は変わってPV数の話になりますが。
最初は非公開で書いていってもいいなと思いました。
自分のためだけに、最強の自己満足を目指して作るのだからと。
けれど、どうせ書くなら公開しようと思い連載してスタートしました。
するとどうでしょう。毎日何時頃読まれる回数が多いか。今日は何回読まれたのか。気になってチラチラ見に行ってしまうのです。
この感情は何ですか……?これが承認欲求なんですか……?
しまいには執筆を止めてまで他の作家様の作品を見に行って「文章が上手いな」だとか「こんな簡潔な説明でも描写は伝わるものなんだな」とか「こういう風に書いた方が良かったのかな」だとか、思ってしまうんです。
私は、わりとぎっしり文字で描写するのが好きです。
そういう作品を多く読んできたからかもしれません。
夜道一つ取っても、そこに車は走っているのか、通行人はいるのか、寒いのか暑いのか、空には月や星が見えるのか。ねちっこく描きたくなってしまうんです。
でも「夜道を駆ける」これだけで、描写としては十分な時があります。
むしろ簡単な描写を読み、頭の中で風景を展開するタイプの方からすると、私の情報を詰め込んだ文章は情報過多で参ってしまうでしょう。
サクサク読みたいタイプの方には「いいからはよ続きを描け」と思われることでしょう。
ここはしまったなと思いました。
公開設定にするなら、せめて「読んでもらう気のある文章」を書くべきだったと思わされたのです。
せめて気持ち程度に余計な描写を後から減らしてはみましたが、微々たるものでした。
もし他の作品を書くことがあるのなら、ここは意識して変えていきたいと思う次第です。
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