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【コミカライズ連載開始】どうやら俺は今どきギャルな歳上幼馴染から激重感情を向けられているらしい  作者: 水島紗鳥@6/25ヤンデレ双子姉妹3巻発売
第5章

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第97話 夏乃も後輩君も、二人でイチャイチャするのは構わないがここが公共の場ということは忘れないでくれよ

「とりあえず俺は友達を待たせてるので戻りますね」


「えー、結人は私よりも友達を優先するの?」


「き、急に何を言うんですか!?」


 そう口にしてからかってきた夏乃さんの表情にどきりとさせられた俺は、しどろもどろになりながらそう答えた。以前の俺であれば絶対こんなふうに動揺することはなかったはずだ。

 涼乃に抱いていた気持ちが恋愛感情ではなく親近感や安心感だと気付いたのと同時に、昔から夏乃さん抱いていた憧れと思っていた気持ちが実は恋愛感情だったことに気付いてしまった。憧れと勘違いしていた恋愛感情は多分小学生の頃から持っていたのだと思う。

 俺は夏乃さんを助けるために単身で上級生のクラスに乗り込んだが、その気持ちが本当にただの憧れだけだったのであればあそこまで出来なかったはずだ。それに夏乃さんと話しているとドキドキすることがよくあったが、涼乃に対してはほとんどなかったと今更ながら思う。

 実際に保健室で転びそうになった涼乃を助けて密着された時にドキドキはしなかったが、逆にその後夏乃さんから匂いの上書きという、めちゃくちゃな理由で密着された時は顔が熱くなるほどドキドキしていた。

 俺が黙ったまま顔を赤らめていると夏乃さんの表情も心なしか赤くなる。恐らくいつものノリでからかっただけなのに、俺が予想外の反応をしたことが原因に違いない。そのままま二人で黙り込んでいた俺達だったが、第三者が沈黙を破る。


「夏乃も後輩君も、二人でイチャイチャするのは構わないがここが公共の場ということは忘れないでくれよ」


 そう口にした真夜さんだったが明らかに面白がっているような表情を浮かべていた。そして俺と夏乃さんはそんな真夜さんの言葉を聞いて完全に我に返る。

 もし声をかけられなければまだしばらくはこの状態だったかもしれない。相変わらずドキドキした気持ちのまま、健二達の待つ席に戻ると翔が話しかけてくる。


「あっ、やっと戻ってきた。一緒にトイレへ行ったはずなのに全然戻ってこないから電話をかけようと思ってたわ」


「健二は俺達だけじゃ手に負えないから、結人が抜けるのはマジで戦力ダウンだ。勝手に帰ってたらどうしようかと思ったぞ」


 頭を抱える健二の横に座っていた海斗もそう声をあげた。健二は数学や物理が苦手で文系クラスに来ているタイプの人間であり、理系科目は中学レベルから怪しいので教えるだけでも一苦労だ。


「ごめんごめん、飲み物を買ってたら遅くなった」


 本当の理由を説明するのは面倒だったためとりあえずそう答える俺だったが、翔と海斗は怪訝そうな表情を浮かべて話しかけてくる。


「なんか結人の顔、ちょっと赤くないか? 翔はどう思う?」


「言われてみれば確かにそうだな」


「おいおい、結人は何をやってたんだよ?」


「……多分さっき外に設置されてる自動販売機に行ったからだと思う、今日も朝からめちゃくちゃ暑いし」


 もう収まったと思っていたがさっき夏乃さんと見つめ合っていた時の熱がまだ顔に残っていたらしい。さっきまで頭を抱えていた健二もイキイキとした表情で会話へ参戦してきた。

 だが、当然その辺りについても正直に答えてしまうとどう考えても面倒なことになりかねないため、不自然ではないもっともらしい理由を答えて誤魔化す方向へ舵を切る。

 今日は朝見た天気予報でも三十五度を超える猛暑日と言われており、実際に自動販売機コーナーが設置された外にちょっと出ただけでも汗が吹き出してくるくらいには暑い。

 だから三人とも特に疑いもせずにその理由をすんなりと信じてくれた。理由を説明する際にTシャツの汗で濡れた部分をそれとなくアピールしたことも良かったに違いない。

 何はともあれこれ以上深掘りをされる前に興味を失ってくれて本当に良かった。健二と翔、海斗が一致団結して追求してきていたらマジで面倒だったからな。謎の団結力で意気投合した三人から迫られると本当に厄介であることは過去の経験からよく知っている。

涼乃に抱いていた感情


恋愛感情×

親近感や安心感◯


夏乃に抱いていた感情


憧れ×

恋愛感情◯

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