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7話 狩りだ!採取だ!

私たちはとりあえず町を出た。

出てすぐは見渡す限りの野原だった。

そして、ここは野うさぎがよくポップする場所でもある。

野うさぎは歩けばすぐに出くわすという高確率モンスターらしい。


ちなみに、私たちも歩いて数歩で野うさぎに出会った。

抱えたいたブランも下ろして戦闘開始…なんだけど、この野うさぎ、意外に可愛いわ!


あのつぶらな黒い瞳、可愛い大きな耳、モフモフな白い毛、ましてや首回りは更にふわふわの飾り毛がある。

可愛すぎやしませんか?!


テ、テイムしたい。

い、いや、しかし、本来の目的のテイム予定モンスターがいるし、今はまだ3匹までしかテイム出来ないんだから、飛行能力のあるモンスターをテイムしときたい。


「わん!」

「はっ!そうだ、まずはクエスト分狩らないと」


私が1人悶々と考えているとブランに呼ばれた。

ブランはやれやれって顔をしている。

ああ~、なんとも言えないなぁ~、面目ない。

私は気持ちを切り替えて、野うさぎに対峙した。


「ブラン、爪や牙で攻撃して」

「わん!」

「きゅう?!」


野うさぎは急に向かってきたブランに驚いていたが、すぐに戦闘モードになったようでブランに攻撃されながらも、体当たりをしていた。

先制攻撃ができたのが良かったらしく、ブランは野うさぎに勝った。

HP1割減ったけど、初戦にしてはいい方だろう。


ちなみに私が出なかったのはブランの力を把握したかったのともう1つ、私の装備に問題がある。

実は私の装備はこうなっている。


武器:

頭:

胴:冒険者の上着

腕:

腰:冒険者のキュロット

足:冒険者のロングブーツ

アクセサリー1:

アクセサリー2:


これだけだ。

え?武器?

なにそれ、美味しいの?


そう、後で気づいたんだけど、テイマーには初期装備の武器がないんだよね。

なんでかって?

たぶん、最初からパートナーがいるから武器はいいでしょってことなのかな?

無謀では?

まぁ、私はスキルで水魔法をとってるけどね。

これ取ってなかったら、パートナー頼りだよ。

危ない、危ない。


次に出て来た野うさぎは私が倒してみよう。


「水魔法『ウォーターボール』!」

「ギュピーー!」

「う、うん?」

「わふ?」


なにが起こったのやら?


私は水魔法の最初の技『ウォーターボール』を放った。

確かに水の球が出来て、それが野うさぎに当たった。

でもね、何で一発で即死なの?!


おかしい、普通こういうのって何発も当ててやっと倒れるもんでしょ?

絶対おかしいよ!

そう思ってたら、目の前に画面が現れてアナウンスが流れた。


ウィークポイントヒット!に成功しました。

クリティカルヒット!に成功しました。

シークレットアタック!に成功しました。


あ、そういうこと?

つまり、ボーナス効果ってことね。

なるほど、野うさぎのウィークポイントは背中なのね。

実は見つけた野うさぎを後ろから攻撃したんだよね。

別にわざわざ前に出る必要ないし、魔法には詠唱時間があり、これを途中で止められると発動失敗になるのでそんなリスクを負わなくてすむからそうしただけなのだ。

まぁ、『ウォーターボール』などの初級魔法の詠唱時間は短いけどね。


次に見つけた野うさぎは5匹いた。

なので、ブランと私で2匹ずつ、残った1匹は先に終わった方ですることになった。


「それじゃあ、ブラン。いくよ」

「わん!」

「はじめ!」

「わぉーーん!」


こうして戦闘が始まった。


ブランは爪や牙で野うさぎを狩っている。

火魔法はどうした?

私は唯一の攻撃方法である『ウォーターボール』を放っているけどね。

正面からいくとだいたい『ウォーターボール』2~3発で野うさぎを狩ることができるようだ。


結局最後の野うさぎは私が狩った。

いやね、ブランが譲ってくれたんだよね。

優しい子だねって思うでしょ?違うんだよ。

別の野うさぎの群れを見つけて、一度私を見てから向かったんだよ!

お一人で楽しみに行かれた。

マイペースだわ、うちの子。


結果、現在の討伐した野うさぎは13匹、残りの2匹だね。

野うさぎはちょっと休憩かな?

可愛いのを狩るのはちょっと心が痛くなる。

なので、薬草探しに切り替えだ。


「ブラン、今度は薬草を探そう」

「わん」

「でも、薬草ってそこら辺にあるのかな?」

「わふん?」


首を傾げるブラン可愛い。

じゃなくて、薬草ね。

標準として『鑑定』を持っているので、採取できれば分かるようになっている。

だけど、『採取』などのスキルがないとちゃんと採取できない。

だから、こういうスキルは必要なんだよね。


とりあえず、よもぎに見える草を採取してみると、ビンゴで薬草だった。


薬草

レア度:☆1

品質:☆1

説明:HPを5%回復する。かなり苦い。ポーション類の材料の1つ。


薬草はこんな感じだった。

しかも、群生の場所だったらしく、すぐに10枚集まった。

一応、自分たち用にも採取した。

ほら、『調合』持っているからポーションなんかも作れるしね。


そうしていると、夕暮れになってきたので、町に戻りながら最後の野うさぎ2匹を狩った。

運良く、2匹出て来たから1匹ずつ狩って終わった。

ちなみに、この時、野うさぎは後ろを向いていたので私もブランも『シークレットアタック』に成功した。


なんか、最大の目的の方が終わらなかった。

仕方ないけどね。

次は見つけよう、ブランの実力もわかったし、私もできることわかったから。



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