6話 冒険者ギルド
私は次に冒険者ギルドにやって来た。
ここは商業者ギルドとは違い、2階まで吹き抜けになっている。
入って左側に大きなクエストボードがある。
右側には受け付けカウンターが5つ、買い取りカウンターが5つある。
私はすぐに入れるお兄さんのところに向かった。
お姉さんのところは男性プレイヤーが殺到している。
確かにお姉さん、綺麗だけど、現金だなぁ~。
「すみません、ギルド加入したいんですけど」
「はい、加入ですね。では、ステータス画面を出してください」
「はい」
言われた通りにステータス画面を出すとお兄さんが画面を確認している。
そして、少し弄るとギルドの欄に冒険者ギルドって出て来た。
「はい、これでギルド加入できました。説明を聞きますか?」
「お願いします」
「はいはい。まず、一度に受注できるクエストの数は3つです。それ以上は達成もしくはキャンセルしてからでないと受注でしません」
「はい」
「クエストには達成期間があるので注意してください。これを過ぎるとクエスト失敗になります」
「失敗すると何かあるんですか?」
「信用度が落ちますね。信用度が低すぎると受けれるクエストが激減するので、こなせる範囲での受注をお願いします」
「なるほど」
「ちなみにキャンセルの場合、信用度は落ちませんがキャンセル料が発生するのでそれも気を付けてください」
「はい」
うん、無茶するなってことね。
自分の力量を見極めるのも大切なことだもんね。
「受注の受け付けと達成等の確認はこの受け付けカウンターで行います。素材を売る場合は買い取りカウンターにお願いします」
「はい」
「次にクエスト受注のやり方ですが、クエストボードに詳細を記入していますのでそこで確認してから受け付けカウンターで受注することになります。直接受け付けカウンターで確認も出来ますが後の人のことを考えて、なるべくクエストボードで確認してから来てください」
「はい」
「クエストは討伐、採取、手伝いの3つに分類されます。それぞれ分類の場所から選んで、決定を押してもらえたら受注完了です」
「なるほど」
「キャンセルの際も受け付けカウンターに来てください。状況に合わせてキャンセル料が決まります」
「はい」
「では、試しに何かクエストを受注してみましょう。どのようなものがいいですか?」
「採取か討伐で」
「では、薬草採取と野うさぎの討伐でどうでしょうか?」
「あ、それでお願いします」
「はい。では、こちらの画面のないようを確認後、決定を押してください」
「はい」
私はお兄さんに言われるままに画面を確認した。
クエスト名:薬草の採取
クエスト種類:採取
内容:薬草を10枚集める
期間:3日以内
報酬:300G
クエスト名:野うさぎの討伐
クエスト種類:討伐
内容:野うさぎを15匹討伐する
期間:3日以内
報酬:1500G
こう書かれていた。
これが詳細画面らしい。
そこの最後には『これらのクエストを受注しますか? はい/いいえ』と出ていた。
私は迷わずに『はい』を押した。
そうするとお兄さんがにこやかに話しかけてきた。
「これで受注は完了しました」
「はい」
「期間はどちらも3日間なのでそこに注意してください」
「はい」
「では、気を付けて」
「は~い」
「わん!」
私とブランはお兄さんに送り出された。
実は商業者ギルドでも思ったけど、このゲームのNPCは本当に人みたいだなぁ。
表情とか話し方とか、最近のAI技術はすごいなぁ。
もうね、プレイヤーかNPCか判断するのは頭上にあるマークだけだわ。
NPCは白色の矢印で、プレイヤーは緑色の矢印で、テイマーのパートナーは青色だよ。
モンスターはアクティブなのが赤色で、ノンアクティブなのが黄色なんだ。
NPCやパートナーには信用度、好感度があるのもこれでわかったし、頑張っていきますか!
とりあえず、野うさぎを狩りながら、薬草を採取しながら、目的のモンスターをテイムしますか。
実はこのモンスターの方がメインイベントだよね、今の私には。
さぁ、とりあえず町から出ますか。




