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にゃんたま  作者: 青葉 星


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第五話 距離の測り方

アニキは、相変わらず来る。毎日だ。時間も、距離も、ほぼ同じ。

オレは最近、食べたあとすぐ屋根に上らなくなった。代わりに、二、三歩だけ離れて、その場で毛づくろいをする。

「……」

アニキは動かない。視線だけ、ちょっとだけ柔らかい。

ある日、オレがくしゃみをした。

「くちゅん…」

しまった、、、!

野良のくしゃみは、弱みだ。

だがアニキは、ただ「寒いよな。」と言っただけだった。

……距離の測り方、この人間、上手すぎる。

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