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三輪山の神について
私は、古代史では三輪氏に注目しています。根拠はまったくないのですが、「三輪」を「御倭」と解すれば、かつて倭と呼ばれていたわが国において、極めて重要な氏族だったのではないかと妄想したくなるのです。
三輪といえば三輪山です。大神神社です。その祭神は大物主大神と言われています。大物主というのは、大国主命と言った方が今の人には分かりやすいですかね。日本書紀では、昔、大国主命が、日本をだいたい平定したときに、出雲国で自分の幸魂奇魂と出会い、その幸魂奇魂が「私は日本の三諸山に住みたい」と言ったので、三輪山に祀られることになったということです。
この辺りの展開、どうしてそういうことになるのか、自分にはよく分かりません。




