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中臣氏の祖の天児屋命について

 しばらく日本書紀(公式)における特定の氏族の事績についてみてまいりました。そこで今週も、氏族の事績シリーズでいきたいと思います。

 今週は、われらがヒロイン、アスカ=ウィスタプランのモデルである藤原光明子にちなんで、藤原氏の出自、中臣氏について紹介していきたいと思います。中臣氏といえば、乙巳の変(一昔前の世代の方ならば大化の改新の方が通りが良いでしょうか)で中大兄皇子とタッグを組んだ、中臣鎌足が有名です。もっとも、ここで中臣鎌足の事績を追っていくとキリがありませんので、鎌足より前の記述を追いかけていきたいと思います。

 日本書記(公式)の中臣氏の初見は、巻1神代上より記録があります。中臣氏の遠祖の天児屋命(あめのこやねのみこと)が、忌部氏の遠祖の太玉命(ふとだまのみこと)とともに、天照大神が天岩戸に隠れた時に、その前で榊やら御統(すみまる)やらを飾り立て、祭壇のようなものを作ったり、天照大神が岩戸から出てきた時に、すかさず注連縄を渡して、「もう岩戸の中には戻らないように」とお願いしたりしています。

 天児屋命(あめのこやね)のその次の事績は、天津彦彦火瓊瓊杵尊あまつひこひこほににぎのみことが天下った時に、これに随伴しています。この時、一緒に天下っているのは、忌部氏の遠祖の太玉命(ふとたまのみこと)、猿女氏の遠祖の天鈿女命(あめのうずめのみこと)、鏡作氏の遠祖の石凝姥命(いしこりどめのみこと)と玉作氏の遠祖の玉屋命(たまのやのみこと)ということです。

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