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雄略天皇と女性

 雄略天皇は女性関係のエピソードが多い印象です。

 まず日本書紀(公式)で紹介されているエピソードです。雄略天皇が、一晩だけ女性と夜を共にしただけなのに妊娠したことを疑う、というものです。この時、物部(もののべの)目大連(めのおおむらじ)が天皇に「その晩は何回、その娘を呼ばれましたか?」と聞いたところ、天皇が「7回」と答えたので、「孕みやすい女性は下着が触れただけでも妊娠するものです。一晩中共に過ごしたのですから、疑うことはありません」と諫められたということです。

 次は古事記(インディーズ)のエピソードです。三輪川で洗濯していた少女に「他の男には嫁ぐな。必ず宮中で召すから」と声をかけたけれども、雄略天皇はそのことを忘れてしまいました。この少女は80年も待っても宮中からお呼びがかからないので、自分から天皇に会いに行ったという話です。それだけの話なのですが、古事記(インディーズ)では、このときに交わされた歌4首を紹介しています。

 また、吉野川で出会った女性と結婚して連れ帰ったというエピソードもあります。これも、それだけの話なのですが、このエピソードでは、この女性が舞をしたときの情景を見て天皇が詠んだ歌が紹介されています。

 最後の2つのエピソードは、いずれも「歌」というキーワードで共通しているように感じました。つまり古事記(インディーズ)の編纂者は、残されていた「歌」にまつわるエピソードを拾っていたのではないか、という推測もできそうですね。

 

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