家の庭で正午を迎えたい
この物語はフィクションです。
時間はあっという間に過ぎる。7日の最終日を迎えた。
お母さんの希望で庭にみんな集まった。
11時になった。ホノウはあと少しでの別れに泣いている。
「ホノウ良かったね。ホントは隣町の教会に頼むつもりだったけど。
ガルベスお兄ちゃんとシアプお姉ちゃんと一緒なら、楽しい生活を送れるよ。
ホノウの人生に幸多からん事を・・・。祝福。」
ホノウは賢い子だ。数日生活して何度も感じる事があった。
お母さんを悲しませない為に、頑張って泣き笑い顔をしている。
「ガルベス、シアプ、ホノウを頼んだよ。
まったく、終わりの7日は寂しい場合も多いのに、私は幸せ者だよ、ありがとうね、皆」
11時半になった。
ゴーーー、ゴーーー、ドガッツ、バタン。
「な、何だこの音は。」
「玄関の方からしたわよ。」
全員で行ってみると、顔面の不味い・太った50代半ばの男性が倒れていた。
「あ、あんたぁー。どうして・・・」
「お父さん、何で、お父さんが」
その男性は緑龍災で5人の犠牲となり連れ去られた、ガルベス・シアプ・ホノウの父親だった。
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「いや、この人はお父さんじゃないよ。」
ガルベスはこの異常事態に以外と冷静に見えていた。
犬パスミラ様で鍛えられたから、かも知れない。
「お父さんは両目の下に古傷があったけど、この人にはない。
とても良く似ているけれども、この人はお父さんじゃないよ。」
父親似の男性は言葉を話しているが、尻語でも央海語でもない。
「いや、ガルベス。この人はお父さんだよ。
私の終わりの7日の為に帰ってきてくれたんだよー。
あなたぁー。私はもう言うてる間に光の粒になるけど。
心残りはあなたと最後に掘り搾りがしたかったんだ。
きっと尻女神様が憐れんで、この人を私のもとに返してくれだんだー。
あなた、今から掘り搾りするよ。」
もうあと20分で正午になるのに、母親はとんでもない事を言い出した。
秒で全裸になると、男性のスネークを刺激し、秒で体内に入れた。
「えっ、どういう事なの。この人はお父さんなの。」
シアプは混乱している。ガルベスとホノウもどうして良いか分からない。
10分程掘り搾りをしたのち、二人とも健康になり万能Eが放出された。
ガルベスは普段の流れで、容器を取り出すと5Lの万能Eが生産された。
「ふう、ふう、良かった。この感じ、この人はお父さんで間違いないよ。
ああっ、尻女神様ありがとうございます。
最後の最後にこの人と会えるなんて、私は幸せ者です。
ありがとうございます。ありがとうございます。」
二人は抱き合って倒れている。そのまま時間は過ぎた。
母親の最後の言葉が出た。
「あなた、ガルベス、シアプ、ホノウ。みんなありがとう。
皆のこれからの人生に幸多からん事を。祝福。」
母親は光の粒になって消えた。天に帰ったのだ。
残されたのは、ガルベス、シアプ、ホノウ、そして母親が父親だと明言した男性だった。




