母の終わりの7日
この物語はフィクションです。
不明大司教様のとってくれたホテルは凄かった。ランクが全然違う。
温水プールに高級感しか感じないおしゃれバー、無駄に豪華な作りの喫煙所に、ホテル内には高級なブランド専門店ばかり入っている。
肝を冷やしてその晩は眠った。
翌日の朝8時、昨日の不明大司教様の側近の方がホテルに来た。
「今朝分かったのですが、お二人のお母様が終わりの7日を迎えています。
本日は4日目で、自宅でお別れ会を予定されています。
不明大司教様からはお二人は自宅に直ぐに向かう事。
またこちらから連絡するから、そのまま自宅にいて欲しいとの事です。」
「はえぇー。母が終わりの7日。」
「今日が4日目でお別れ会。」
二人して泡を食って、側近の方にお礼を述べ、慌てて実家に向かう。
時間が無い。飛空魔法の業者をチャーターして、最速で向かってもらった。
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15時になった。実家に着いて玄関を開けると母がいた。
「あれっ、どうしたの二人共、今は央海国にいるって聞いてたけど。」
「お、お母さん。終わりの7日は本当。今日は4日目のお別れ会だったの。」
「そうよ。私は魔力2Mで、今35歳だから大分持った方よね。」
お母さんはいつも落ち着いているのだが、自分の終わりの7日でもマイペースだ。
部屋の中はパーティの後で、お母さんと小さな弟で後片づけをしていた。
「ホノウ、ガルベスお兄ちゃんとシアプお姉ちゃんよ。前にあったのは生後2ヵ月だから、覚えてないわよねぇ。」
「お母さん、お別れ会はお昼で終わったんですか。」
「そうよガルベス。近所の中の良い人10人を招待したの。良いお別れ会だったわよ。」
「ガルベスお兄ちゃん、シアプお姉ちゃん、ホノウです。
いつもお母さんから二人の事を聞いています。」
可愛い弟だ。言う事もしっかりしている。ただ、あれっ、ホノウは今3歳10カ月のはず。なにか異様に小さくないか。
「積もる話はお互いあるはず。まずは座って聞きましょう。
ただね、もう2人には会えないと思っていたのよ。央海国だもんね。
ここで会えたのは尻女神様のお導きね。
私とっても嬉しいわよ。」
マイペースな母の言葉に二人も素直に従った。




